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激論!亡命事件と日本の外交

突然の小泉訪朝を発端に「北朝鮮による日本人拉致問題」は、急転直下の展開を見せています。

帰国を果たした5名の拉致被害者は、「政府としては基本的には北朝鮮へ帰さない」という決定のもと、この29日に始まる日朝国交正常化交渉の後まで、日本に留め於かれることとなりました。
国交正常化交渉においては、北朝鮮に残された拉致被害者の家族を日本に連れてくる方向で交渉が行われることになりました。「当事者の意思はどうなのか?」など、問題は、まだまだあると思われますが、事態が大きく進展していることは確かです。
その一方で、先日、北朝鮮が核開発を行っていたことを認めたという新たな事実も明らかになりました。

このことは、日本やアメリカ、韓国が、北朝鮮に核開発の中止を条件に原子力発電所の建設支援を行ってきたことに対する重大な違約行為であり、再び開かれる日朝国交正常化交渉において、「拉致問題」にならぶテーマとなることは確かです。
それにしても、この情報は、小泉訪朝直前にアメリカから日本政府には伝えられていたわけですが、なぜ、この時期にアメリカがわざわざその情報を日本政府に伝え、更には、小泉訪朝の直後に、特使を派遣してまで、北側に核開発の事実を突きつけたりしたのでしょうか?
アメリカの世界戦略の中で、北朝鮮はいわゆる「悪の枢軸」の一角を占めるわけですが、アメリカのイラク攻撃が着々と進められるこの時期、北朝鮮との関係をどうしようというのでしょうか。
そして、日本政府は北朝鮮の核開発を知りながら、あえて訪朝、平壌宣言の合意に踏み切ったのでしょうか?

いづれにしろ、29日にはじまる国交正常化交渉の行くえからは目が離せません。
そこで、今回の「朝まで生テレビ!」は、前回に引き続いて、日朝交渉とアメリカの世界戦略について、徹底討論したいと思います。なお、今回は都合により放送当日の夕刻から生放送と同じスタイルによる収録を行い、それを一切編集することなく放送させていただきます。




司会: 田原総一朗
進行: 渡辺宜嗣 丸川珠代
パネリスト: 平沢 勝栄(自民党・衆議院議員,拉致議連事務局長)
山本 一太(自民党・参議院議員)
首藤 信彦(民主党・衆議院議員)
東 祥三(自由党・衆議院議員,党常任幹事)
小沢 遼子(評論家)
姜 尚 中 (東京大学教授)
重村 智計(拓殖大学教授)
池 東旭(ジャーナリスト)
西岡 力(「救う会」幹事)
野坂 昭如(作家)
森本 敏 (拓殖大学教授)
宮崎 哲弥(評論家)
吉田 康彦(大阪経済法科大学教授)


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