7月のテーマ・パネリスト ntitle2.gif (1328bytes)
『激論!靖国問題ってなんだ ?!』
注目の参議院選挙は、大方の予想通り小泉人気にあやかった自民党が、単独過半数を獲得し、勝利を収めました。しかし選挙を終えて一息つく間もなく、小泉内閣がいま直面しているのが「靖国参拝問題」です。

「歴史教科書をめぐる問題」とこの「靖国参拝の問題」が、いま日本のアジア外交の最大の課題となっています。就任直後から、靖国公式参拝を公言してきた小泉首相ですが、ここのところの中国など反応からややトーンダウンしているようです。しかし、そんな小泉首相の状況とは正反対に、「参拝」のゆくへに国民の関心は高まるばかりです。

戦後、靖国神社の取り扱いについては、その国有化などをめぐって論争もありましたが、近年は主に首相や閣僚の「参拝問題」が、特に近隣諸国との外交上の問題として話題とされてきました。
新しい首相が誕生すると、記者会見では、まるで踏絵のように、必ず「靖国公式参拝の意向は?」という質問がなされます。

しかし、そもそも、私たち日本人はどの程度靖国神社について知っているのでしょうか?靖国神社が、いつ、なんの目的で建立され、その後どんな足跡をたどってきたのか?といった基礎的な問いにすら正確に答えられる日本人はそう多くはないはずです。

この靖国問題は、「歴史教科書の問題」と同様に、近代現代の日本を私たち日本人がどう捉え、どう評価して、今後の国の方向をどう定めてゆくのかという問題にも通じる大切な問題なのです。
そして、この問題を考えてゆくうえで、やはり私たち日本人は、靖国神社の何たるかを十分知る必要があるでしょう。

その上ではじめて、なぜ、首相や閣僚が靖国神社を参拝してはいけないのか?また、逆に参拝する必要があるのか?そして、中国や韓国は、なぜそこまでに政府首脳の靖国神社参拝に強硬なまでに反対の意志を示すのか?という問いに明確な答えを得ることはできないのではないでしょうか?

そこで、今回の「朝まで生テレビ!」では、8月15日を前に、そもそもこの靖国神社とは一体何なのか?そして、靖国問題とはどのような問題なのか?を徹底討論しようと思います。
 

=Panelist=

司 会 :渡辺 宜嗣
進 行 : 丸川 珠代・石井希和

パネリスト:
王 智新 (宮崎公立大学教授)
大原 康男(國學院大学教授)
姜 尚中 (東京大学教授)
工藤 雪枝(ジャーナリスト)
清水 信次(ライフコーポレーション会長)
辻元 清美(社民党・衆議院議員)
西尾 幹二(電気通信大学名誉教授)
平沢 勝栄(自民党・衆議院議員)
ヒルシャー・ゲプハルト(元南ドイツ新聞極東特派員,神奈川大学教授)
水島 朝穂(早稲田大学教授)
百地 章 (日本大学教授)

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