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『激論!21世紀ニッポンの“戦略”』
=老兵は死、新兵に政治は託された……=


おそらく今世紀最後になるであろう今回の総選挙では、自公保の与党3党が絶対安定 多数を獲得するも、それぞれ大幅に議席を減らす事になりました。一方、大幅に議席 を伸ばした民主党ではありますが、やはり、今回の選挙を最大限有効に戦い得たかと いうと必ずしもそうとは言えません。
投票率も当初の予想よりも伸びなかったのは、おそらく、国民の「日本の21世紀を 任せられる政党が見あたらないのだが…」という戸惑いの現れでしょう。そして、そ の結果は、皮肉なことに、より一層、時代の閉塞感を増すだけに終わった感がありま す。

しかしそんな政治情勢の中だからこそ、危機感を持った与党、野党、それぞれに若手 政治家たちが、21世紀の日本を担うべく「新たな政治」の在りようを模索する動き が出はじめています。国内情勢としては、一層厳しい状況で、これから新たな世紀を 迎えるに当たって、「新しい政治」は、何をすべきなのでしょうか?そして、何がで きるのでしょうか?
また、今回の沖縄サミットの「裏テーマ」とも言われた「北朝鮮」ですが、この北朝 鮮が積極外交に転じたことがきっかけとなり、国際情勢は微妙にではありますが確実 に動き出しています。中国、ロシアの北朝鮮への接近は、明らかにアメリカの世界戦 略、具体的にはミサイル戦略を意識しての動きでしょう。この様な動きは、従来の冷 戦後の世界パワーバランスがまた新たな局面へ向かう胎動なのかもしれません。
戦後、半世紀以上、日本はアメリカとあゆみを共にしてきました。人によってはそれ を“従属”と言う人もあります。しかし、戦後50年を過ぎた頃から、「自立」や 「独立」などをキーワードに、「これからの21世紀を独立した国として日本が歩む ためには、やはり何らかの「独自戦略」が必要なのではないか?」「胸を張って国際 社会に自国の見識、国益を主張できる「強い国」になるべきではないのか」という主 張が、説得力を持って展開されはじめました。近い将来、何らかの大きな動きが、し かもすぐ隣の朝鮮半島を舞台に確実に起ころうとしている今、日本は、何をなすべき で、何をなすべきではないのか?

そして、21世紀初頭、大きな変革が求められる国内事情、流動化するであろう国際 情勢のなかで、この国は、どう生きて行くべきなのでしょうか?そのためにはどのよ うな「戦略」が必要なのでしょうか? 「朝まで生テレビ!」では、今回の選挙の結果を受ける形で、これから21世紀に向 けて日本がどの様に進むべきか「戦略」をキーワードに、若手の政治家、文化人、評 論家などを交えて徹底討論して行きたいと思います。





=Panelist=

司会進行 :田原総一朗

進 行 : 渡辺宜嗣・丸川珠代

パネリスト:

 石原伸晃   自民党・衆議院議員
 中谷 元   自民党・衆議院議員
 枝野幸男   民主党・衆議院議員
 末松義規   民主党・衆議院議員
 東 祥三   自由党・衆議院議員
 穀田恵二   共産党・衆議院議員
 辻元清美   社民党・衆議院議員

 井尻千男   拓殖大学日本文化研究所所長
 金子 勝   法政大学教授
 金 美齢   ジェット日本語学校校長
 宮崎哲弥   評論家
 森本 敏   拓殖大学教授

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表紙

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