■3月のテーマ・パネリスト | |
『激論!日本の家族が危ない?!』 =大人の世界、こどもの世界、孤独な世界= |
+ + 先頃発覚した「新潟少女監禁事件」や容疑者の自殺で幕を閉じた「京都の小学生刺殺事件」などは、私たち一般市民にただならぬ衝撃を与えました。そして、これらの事件の背景を探って行くと、にわかに「パラサイトシングル」とか「ひきこもり」というキーワードが見えてきました。いづれも、「家庭」をベースにした社会現象として最近ひときわ注目あつめている事項です。 また、他にも私たちの生活の中に、以前では目に付かなかった様な問題が、“事件”と言う形で顕在化し始めています。「幼児虐待」「母子カプセル」「ブレイクワイフ」「夫婦間暴力」…等々、キーワードは様々ですが、やはり「家庭」という、社会生活営む人間にとって旧来から「安全」であり「回帰の場」とされてきた空間で起こっている出来事です。 では、これらの問題は、はたして「家庭の問題」なのでしょうか?それとも「教育の問題」なのでしょうか?さらに「ひきこもり」や「パラサイトシングル」といった現象も範痳にいれれば、それは「こどもの問題」なのか?「大人の問題」なのか?、はたまた「親子の問題」なのか?「夫婦の問題」なのか?今ひとつつかみどころがないというのが実感でもあります。 しかし、これらの現象はおそらく、かなり共通の土壌の上に芽を出してきた社会現象であることは確かなようです。強いて言うならば、社会が突き詰めれば人と人との関係に礎を置いているものであるとすれば、まさにその根幹が揺らいでいて、そこから沸き上がってきている問題であると捉えることができると思います。 であるとするならば、この社会のありように直接関わる困難な問題に直面している私たちは、いま一体何をどうすればよいのでしょうか?社会性を持った人間を育てて行くべき機能である「家庭」「学校」「地域社会」…etcが、すべて機能不全に陥ってしまっている今日、だれが、どの様に「こども」を「おとな」にしてゆくことができるのでしょうか?明解でわかりやすい答えが必要かどうかは別にしても、様々な事件、現象を俎上に挙げて、考えて行くに価値のあるテーマだと思います。 そこで、今回の「朝まで生テレビ!」では、困難ではありますが、これらの諸問題をつぶさに検証し、いま私たちの生きる社会の実像に迫ると共に、その対処の方法について、議論を通じ考えて行きたいと思います。 + |
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=Panelist= 司会進行 :田原総一朗 進 行 : 渡辺宜嗣・丸川珠代 パネリスト: アグネス・チャン タレント 池内ひろ美 家族問題カウンセラー,ノンフィクション作家 喜入 克 高校教師 グレゴリー・クラーク 多摩大学学長 寺脇 研 文部省政策課長 富田富士也 教育カウンセラー 濤川栄太 教育評論家 藤井誠二 ルポライター 藤崎育子 開善塾教育相談所相談員 八木秀次 高崎経済大学助教授 和田秀樹 精神科医「受験勉強は子供を救う」 ほか + |
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