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第28回の放送に登場するのは、朽ち果てた廃墟のような空間へと観る人を誘い、不気味さやなつかしさを想起させる現代美術家、冨安由真さん。ソファや鹿のはく製などが置かれた空間には、同じ廃墟を映した映像が流れ、壁には部屋の一角を描いた絵画がかけられています。その入れ子構造の空間を通じて冨安さんが提示する、現実と非現実の間にある“曖昧”なものの存在とは。