このページについてのご感想  
トップ > トピックス

VOICE3 2003年3月15・16日 @アートスフィア
もしロボットアナウンサーがいたら・・・奇想天外な朗読劇「フィギュアナ」にちなんで、本当に各アナウンサーのフィギュアを作ってしまった!というハジけた第三回。
<プログラム>
・朗読   「光る道(壇一雄)」「女も虎も(東野圭吾)」「虹の足(吉野弘)」
・架空実況   「恐竜プロレス」
・朗読劇   「フィギュアナ」
豹変した人
龍円愛梨アナウンサー  

壇一雄作「光る道」の朗読。衛士(宮中警護の兵士)が姫君をつれて逃げるお話。
平安時代の世間知らずで、穢れのない姫君を演じた龍円アナ。十二単をまとい、衛士を「おのこ」とささやくように呼ぶ姿は、まさに本物のお姫様。
ところが!
朗読の後半です。自分を連れて逃げた衛士(おのこ)が、農婦と姫君の間で心揺れるその瞬間、姫君はこう言い放つのです。


(注:あなたに必要のある女?つまりこの場合「殺してしまいなさいよ」と言って
いる訳ですね)
   

可愛らしい声とは一変、心が底冷えするような、しん、とした声。
こ、こわいよ〜龍円。目が据わってるよ〜
物語ではこの一言に背中を押されるように衛士は人を殺めてしまうのです。
・・・くわばら、くわばら。
女の二面性を、たった一行のセリフで言い表す表現力。見事な豹変ぶりでありました。

 
豹変しすぎた人
石井希和アナウンサー  

東野圭吾作「女も虎も」。4人朗読の紅一点・石井アナ。
男が結婚した女は実は大トラ、つまり手がつけられない酒乱だったというお話。
「末永くお世話になります」という殊勝な態度から一転。結婚後一ヶ月もすると

と泥酔しながら旦那を罵倒する女房。

演技とは知りながら大トラになる石井アナを見て、誰もが心配をしたものです。
「あいつ、酒を飲むとホントにああなるんじゃないか。ザワザワ(←どよめき)」

だって・・・石井アナの迫真の朗読を文字で表すと、

・・・酔っ払って呂律が回らない様子が、リアリティをもって再現されています。
しかも、ドスきいてるし。
豹変なのか、はたまた地なのか、見ている人を心配にすらさせる、この演技。

でも、みなさん!普段の石井アナはほとんどお酒を飲まないので、トラとは無縁です。ご安心を♪

※ 舞台の写真が残念ながら残っていないため、とある飲み会での石井アナを公開!
テンションは常に高めですが飲んでいるのはウーロン茶なので酔ってはいません。
 
 
    
このページについてのご感想  
トップ > トピックス