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この夏は、
厳しい暑さ、想像を超える豪雨など、
本当に厳しい夏でした。
今回は、
外に出ることが仕事!!
アナウンス部の中でも、この夏の過酷さを最も感じたであろう、
報道・情報番組のリポーターの仕事をご紹介します!
『報道ステーション』の山口豊アナウンサー
『報道ステーションSUNDAY』の矢島悠子アナウンサー
『スーパーJチャンネル』の板倉朋希アナウンサー
やじうまテレビの菅原知弘アナウンサー
ニュースの現場で取材を続けるこちらの4人に、
「ニュース取材」について話を聞きました!
まずは、『報道ステーション』
入社22年目・山口豊アナウンサー
Q1 記憶に残っている取材は?
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山口アナ |
私の場合、どの現場でもどんどん取材にのめりこんでしまうので、
それぞれの取材がとても印象に残っているのですが、
特にあげるとすれば、入社3 年目に経験したオウム真理教事件の取材、
阪神大震災の被災地取材、またディレクター業務も兼務しました心臓移植の少女の取材、
そして最近では、韓国ヨンピョン島砲撃事件の取材、東日本大震災の被災地取材、
相次ぐ竜巻の現場取材等々ですね。
また、温暖化問題の取材で訪れた北欧のグリーンランドや、
竜巻や原発問題で取材したアメリカの現場もとても印象に残っています。
韓国ヨンピョン島での取材
グリーンランドでの取材
アメリカの原発取材
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Q2 取材で大変だと感じることは?
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山口アナ |
やはり暑さ、寒さ対策でしょうか?
私は、寒さは着込めば大体のケースで大丈夫なのですが、
猛暑の炎天下での取材はきついですね。
その意味でこの夏の東京や西日本での外回り取材は大変でした。
正直、人一倍暑さには弱いのです。
そんな時は、いつも以上に取材に打ち込んで暑さを忘れるようにして
気合で乗り切っています!
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Q3 どんなことに気を付けて取材をしていますか?
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山口アナ |
取材対象の方に最大限寄り添ってお話を伺うという姿勢でしょうか?
取材させていただく方の言葉に真摯に耳を傾ければ、
取材前の自分の想像をはるかに超える
様々な深いお話に出会えることがあります。
また、取材に入る前にできる限りの下調べをして、
その対象の方のお話に少しでもついて行けるように
勉強しておくことも大事ですよね。
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Q4 今後、どんな取材をしていきたいですか?
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山口アナ |
私の場合、現場取材を初めて早20年近い歳月が過ぎてしまいました。
それでも、今も取材に入るときはとても新鮮な気持ちで臨めますし、
取材の中で発見があった時にはこの仕事を選んでよかったと思うことも多々あります。
現場に出て取材し新しい発見に出会うことで、
私自身いくつになっても、いつも勉強させていただいているんですよね。
今後も国内国外を問わず、様々な現場に足を運び、自らの目や耳で確かめて、
様々な情報を自分の言葉でわかりやすく皆様にお伝えできればと思っています。
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続いて、『報道ステーションSUNDAY』
入社9年目・矢島悠子アナウンサー
Q1 記憶に残っている取材は?
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矢島アナ |
去年のGWに起きた、
関越自動車道のバス事故でしょうか…。
慌てて現場に向かい、中継5分前に現場に到着。
中継はあまり経験がないので
不安ばかりだったのですが、一生懸命リポートしました。
新人時代に山口アナに教わった「情景描写」の授業で教わったことを
なぜかふと思い出し、見えるものひとつひとつ
丁寧に描写しようと心を落ち着かせた記憶があります。
今年に入ってからは、
銀座松屋の閉店というニュースが心に残っています。
思い出を胸に、松屋の前で佇んでいたご婦人の話を聞けたときは
こちらまで胸がきゅうと痛みました。
松坂屋銀座店前からの中継
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Q2 苦労していることは?
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矢島アナ |
目の前のことを表現するのに
自分の引き出しにある語彙があまりに少なくて
情けなくなることが多々あります。
ニュースって、いつどこで起きるかわからないもの。
そんな緊急性の高いものを相手にしている以上、
いつどんな時でも対応出来る力が求められているんだった…と、
毎回、その時思い直しています…。
日々鍛えねばならないですね。
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Q3 普段、心がけていることは?
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矢島アナ |
人の話をきちんと聞く。
目の前のことをきちんと見る。
それと同じくらい気を付けているのが
「この場所に来た人しかわからないことってナンダ?」ということです。
それはにおいだったり、風だったり。
手触りだったり、まわりの雰囲気だったり…
言葉にしにくいことが多かったりします。
それを出来るだけ言葉にして伝えようと努力しているつもりです。
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Q4 今後、どんな取材をしていきたいですか?
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矢島アナ |
見ている人が、喜怒哀楽限らず、「強い感情」を
持てるような取材がしたいです。
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そして、『スーパーJチャンネル』
入社5年目・板倉朋希アナウンサー
Q1 記憶に残っている取材は?
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板倉アナ |
様々ありますが、あえて一つあげるとしたら、
2011年3月11日に発生した東日本大震災です。
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Q2 取材の大変なところはなんですか?
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板倉アナ |
体力、気力勝負なところでしょうか。
時には炎天下の中を、時には嵐の中を、
時には氷点下の吹雪の中を駆け回り・・・。
中でも特に事件、事故、災害の現場では、
被害者や加害者、被災者などをはじめ、
それらを取り巻く方々にインタビューをすることも少なくないため
より一段と慎重な取材が不可欠になってきます。
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Q3 いつもどんなことを心がけていますか?
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板倉アナ |
それぞれの現場で、最初に見たり聞いたりしたものに対して
直感で自分なりに感じたことを忘れないようにしています。
その上で何がニュースなのか、何がそのニュースの本質なのか、
視聴者は何を知りたいのか、どうやったらよりわかりやすく伝えることができるか・・・
そんなことを常に考えながら取材しています。
東日本大震災の被災地・避難所での取材中
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Q4 今後どんな取材をしていきたいですか?
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板倉アナ |
何年たっても何歳になっても常に謙虚で真摯な姿勢でいたいです。
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最後に『やじうまテレビ!』
入社4年目・菅原知弘アナウンサー
Q1 記憶に残っている取材は?
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菅原アナ |
今年の7月下旬、山口県の集落で起こった連続殺人事件です。
炎天下の中、携帯電話の電波も通じない現場付近では、
浅い経験と勘を頼りにとにかく足を使って連日取材に奔走しました。
小さなコミュニティで孤立していた容疑者が、なぜ犯行に及んだのか?
考えさせられる事件でした。
このときは『ワイド!スクランブル』の生中継を担当
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Q2 大変なことはなんですか?
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菅原アナ |
取材するニュースのジャンルが多岐にわたることですかね・・・。
突発的な災害や事件・事故から政治、経済、スポーツ、生活に役立つ豆知識などなど。
日々是勉強です!!
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Q3 どんなことを心掛けていますか?
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菅原アナ |
視聴者の方がそのニュースを他人事ではなく
当事者の一人として見てもらえるように意識しています。
自分なりのテーマ設定をしたり、
リポートをする際には、その場にいるかのような臨場感ある映像や
言葉の表現を常に探しています。
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Q4 今後どんな取材をしていきたいですか?
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菅原アナ |
全国津々浦々、とにかくニュースが発生したとあらばまず現場へ!
常に第一線へと飛び込んでいきたいです。
そして、その土地の美味しいものにも巡り会えたらなと思います!
先日の出張で食べた宮崎「地鶏のもも焼き」
炭火の香ばしさと溢れる肉汁がたまらない!
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日焼けは、仕事の勲章。
この夏、リポーター陣に照り付ける日差しは、
いつにもまして強かったはずです。
これからも、日々葛藤し、試行錯誤を繰り返しながら、
ニュースの現場に向かい、「今」をお伝えます!
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