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スポーツ実況アナウンサー特集

  Reported by 久冨慶子
 

テレビ朝日はスポーツの秋真っ盛り
現在、沢山のスポーツ中継が放送されています。

最近では、
全日本大学駅伝・フィギュアグランプリシリーズ・
2014 FIFA ワールドカップアジア地区最終予選 オマーン×日本

の中継がありました。

全日本大学駅伝では私も中継に関わらせていただきました。
スポーツに深く関わったのは初めてで、
アナウンサーってこんな風にスポーツの仕事をしているのかと感じたのです
より一層スポーツに興味を持つきっかけになりました!

そこでいつもアナウンス部ちゃんねるをご覧のみなさんに、
実況アナウンサーの熱い思いをお届けしたいと思い
スポーツ実況アナウンサー特集
をいたします!!

普段からスポーツ中継をご覧になるみなさんも、
そうでない方もこれを読んでよりスポーツ中継を楽しんで頂けたらと思います。

それでは、スポーツ実況アナウンサーの熱い思いを・・・どうぞ!


スポーツの『ワクワク』を大切にしたい!!!


角澤照治アナウンサー

いつもどのような思いで中継をされていますか?
スポーツ中継を担当したい、その思いでアナウンサーを目指しました。
スポーツの持つ『ドキドキ』『ワクワク』に立ち会える喜びを感じながら取り組みたいと思います。
テレビの前の皆さんは、ただ単にその競技を楽しみたいと思っているという、
根本的なことを忘れずにいたいと思ってます。見ている方々を実況が邪魔しないように。時にお邪魔ばかりしてしまいますが(笑)

スポーツ中継の醍醐味ってなんですか?
よく『スポーツは筋書きのないドラマ』と言いますが、
まさに台本のない中で瞬間瞬間をどう伝えていくか、
正解のない本当に奥深い分野だと思います。


スポーツ中継への思いを教えてください!
先ず自分自身が楽しむこと。ワクワクすること。
その為に準備をして、放送席に座り、選手と向き合います。
選手のプレーをしっかりと捉えて、視聴者の皆さんにスポーツの臨場感を余すところなくお伝えする事しか考えていません。
選手のプレーや考えに自分自身がどこまで追いつけるか?これが難しい。
20年近く担当している大会でも、毎年新しい発見があります。
100点満点がでないのも、この仕事の難しさです。
選手のプレーや気持ちをちゃんと伝えられなかったという後悔の気持ちに毎回さいなまれます。
それでも、やはりスポーツ実況が好きだから、いつも新鮮な気持ちで放送席に座り、
明るく楽しく実況しています。

中山貴雄アナウンサー


野上慎平アナウンサー

スポーツ中継で大切にしていることは何ですか?
自分が‘ワクワクしながら’喋ること、を大切にしています。
取材と勉強を重ね、スポーツ中継の醍醐味、ドキドキやハラハラを感じて楽しめれば、
あとはただそれを喋るだけです。
極めてシンプルな作業…ですが…まぁこれがなかなか難しいんですよねぇ…。
で、もう一つ。
中継の始まりと終わりを大切にしています。
例えば飛行機は、しっかり離陸しないと、安定した飛行にはつながりません。
また、安定した飛行を続けてもしっかり着陸しないと全てが無意味になってしまいます。
過去5年の実況で、笑えない数多くの「離着陸」の失敗によって、
そう感じるようになりました。(笑)
「気張りすぎるなって。主役は選手なんだから肩の力を抜いて抜いて。
ほら。抜いて。‘冷静と情熱の間’に、立てよ!野上!」と、
野上は野上に言い聞かせてます。


実況をしたい。スポーツに関わりたい。
だからアナウンサーを目指した!


どんな思いで実況をされていますか?
実況したくてアナウンサーを目指しました。
スポーツ中継は、自分にとってアナウンサーとしての勝負の場です。
僕の場合、実況で一人前になれないのなら、他の仕事でも一人前にはなれないと思います。
どんな素晴らしいコメントを言っても、発声と発音が不明瞭なら何の意味もない。
ベースは声、コメントは二の次。
もちろん目指すは両方です。

中継の醍醐味は?
もはや今のテレビの世界において、
アナウンサーにしかできない唯一の仕事ではないでしょうか?
それをできるって、アナウンサー冥利に尽きませんか??

清水俊輔アナウンサー


三上大樹アナウンサー

いつもどのような思いで中継されていますか?
スポーツをずっとやってきて
これからもスポーツに関わる仕事がしたくてこの仕事を志しました。
スポーツが好きだから、その現場で感動を味わいたい
スポーツが好きだから、その魅力をひとりでも多くに伝えたい
「スポーツが大好き」その一心でスポーツ中継に臨んでいます。
10年間つづけてきた野球のおかげで今の自分があると思います。
将来、なんらかのカタチで自分を育ててくれたスポーツに恩返しできるような
アナウンサーになりたいと思い続けています。


選手の心を伝えたい、
選手の感情を深く理解したい。


どんな思いで中継されていますか?
選手のプレー、動きだけではなく、そこにある心を伝えることが出来ればいいなぁ、と常に考えています。
なかなか出来ませんが…
そしてやっぱりスポーツには見た人に元気・勇気を与える力がある!見終わった後に、いいもの見たなと思ってもらえる中継にしたいですね!!

スポーツ中継の醍醐味はなんですか?
“瞬間”を言葉にすることではないでしょうか?勝利の瞬間だけではなく、1つ1つのプレーが動く瞬間がスポーツ自体の醍醐味のひとつだと思いますし、そこを逃さない中継にしたいです。

大西洋平アナウンサー


寺川俊平アナウンサー

スポーツ中継はどのような思いですか?
命を懸けて競技に臨む選手たちの感情を、少しでも深く理解したいとそう思いながら中継・取材に臨んでいます。
当然、自分は優れたプレーヤーでもなければ、解説のエキスパートでもない。増してや、まだまだ実況者としても半人前。
そんな自分にできることは、そのスポーツを・その一人の選手を、“知ろうとする”ことの他にありません。

スポーツ中継の醍醐味はなんですか?
ドキドキ感です。
「目の前でなにが起こるかわからない。奇跡が起こるかもしれない。凄くワクワクする。それを自分は言葉にできるだろうか。いやするんだ!」
というような自分の頭の中を駆け巡る思い、ヒリヒリ・ドキドキする感じが堪りません!


最近、実況デビューのアナウンサーは・・・!


どのような思いでスポーツ中継されていますか?
選手たちの頑張りに応えられるように、負けないように真摯に全力で取り組んでいます。「主役は選手たち」です。選手にとっては一生に一度の大舞台かもしれないですし、
その選手の気持ちを大切にしたいと思って取り組んでいます。

スポーツ中継の醍醐味は何ですか?
「選手たちの強い想い」です。毎回取材に行かせていただいて感じるのですが、
選手たちはその種目にすべてをかけて取り組んでいます。
並大抵の努力ではありません。
それを感じることができるのがスポーツ中継の醍醐味だと思います。

斎藤康貴アナウンサー


このあとご紹介、森下アナウンサーの言葉との共通点
「大切なのは視聴者」


吉野真治アナウンサー

どんな思いで中継をされていますか?
常に自分本位にならないことを心掛けています。
視聴者の皆様が、どのように「スポーツ」を見ているかを想像しながら実況しています。

スポーツ中継の醍醐味はなんですか?
「醍醐味」が自分本位にならないことが大事だと思います。なるべく自然体で臨めるよう心掛けています。


今回森下アナウンサー、進藤アナウンサー、加藤泰平アナウンサーは
周囲からの声です!
(といってもスポーツをまだまだ語ることのできない私が多いのですが・・・)

先日、視聴率30.0%(関東地区・ビデオリサーチ調べ)
あの、サッカー オマーン×日本戦
を担当したアナウンサー達!


泰平さんは会話の引き出しが物凄く広いんです。
会話の中での返しがとても豊かで、しかも瞬間的。
頭の回転が一緒に会話していると焦るくらい速いんです。
僕もそうなりたいな…と思う日々です。
by寺川アナウンサー

加藤泰平アナウンサー


進藤潤耶アナウンサー

全日本大学駅伝で、中継の映像を見て、
資料をちらっと見て心地よい声で話す進藤さんに驚きました。
駅伝は他のスポーツに比べて出場する選手が多いですが、
進藤さんはおそらく選手の情報がほぼ頭に入っていて資料は一応のものではないか
と思いました。そうでなければ資料をちらっとみて話すなんてできません。
もしかするとスポーツ実況では当たり前の光景なのかもしれませんが、
初めて実況を目の前でみた私には衝撃的でした。
by久冨



11月18日(日)正午から
タケダスポーツスペシャル 
第4回横浜国際女子マラソン
あのアナウンサーの実況が聞ける!


森下さんの実況、実は私、久冨の父もファンなんです。
オーソドックスで安心して聞くことができると評判の森下さんの実況。
実況をする人は、そのオーソドックス、“普通”ということが難しいといいます。
そんな森下さんが仰っていた印象的な言葉。

『見ている人が楽しんでくれたらいい。』
『今誰が喋っていたのか知らないけど、
今日の試合楽しかったなと思ってもらえればいい。』

                      

森下桂吉

森下桂吉アナウンサー


いかがでしたでしょうか?
スポーツ中継の楽しさを最近知ったばかりの私は
読んでいて考えさせられてしました。
スポーツは奥が深くて学べば学ぶほど本当に楽しいことを最近知りました。
取材して得る情報はきっと視聴者の皆さんにお届けできたらより中継を楽しめるもの。
この特集からスポーツ中継に興味を持っていただける人が増えたら嬉しいです。
視聴者の皆さんと実況でよりスポーツ中継を楽しめたら素敵だなと思います。

 

実況アナウンサーが活躍する日が、これからも続きます!

 

フィギュアスケートグランプリシリーズ 第5戦フランス大会
11月16日(金)深夜 3:20〜(男女ショート)※一部地域を除く
11月17日(土)深夜 2:45〜(男女フリー)※一部地域を除く
実況:角澤アナウンサー、加藤泰平アナウンサー

WBC強化試合 侍ジャパンマッチ2012
「日本代表vsキューバ代表」

2012年11月18日(日)午後6時〜8時58分
実況:清水アナウンサー
リポーター:三上アナウンサー

タケダスポーツスペシャル 第4回横浜国際女子マラソン
11月18日(日)正午〜午後2時55分放送
1号車実況:森下アナウンサー
2号車実況:中山アナウンサー
バイクリポート:大西アナウンサー
スタート・ゴール実況:野上アナウンサー
折り返し地点:斎藤アナウンサー

 

スポーツ中継をよろしくお願いします!!!

 

このコーナーのバックナンバーはこちらから
 
<このコーナーは清水俊輔と、 3年目の菅原知弘寺川俊平森葉子と、
2年目の斎藤康貴青山愛 と、
1年目の宇佐美佑果久冨慶子が担当しています。
 
    
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