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ヨルダンの弱点を探れ!! 

  Reported by 菅原 知弘
 

見事、W杯アジア地区最終予選の初戦・オマーンを3−0で下し
幸先の良いスタートを切ったザックJAPAN

勝利の興奮はまだ冷めやりませんが、最終予選はまだ始まったばかり。
5大会連続のW杯出場を果たすには、次も絶対に負けられません!
さあ、続く第2戦はヨルダンと。
8日(金)よる7時〜放送!!(※一部地域を除き)

 

FIFAが2012年5月9日付で発表している最新の世界ランキングでは
日本の30位に対して、ヨルダンは81位と格下の相手。
しかし、ここ10年の対戦成績は2試合で0勝2分0敗。
90分間の勝負で、実は一度も勝っていない相手なのです!!

 

■2004年7月31日(土) アジアカップ(監督:ジーコ) vsヨルダン △1−1(4pk3)
■2011年1月9日(日) アジアカップ(監督:ザッケローニ) vsヨルダン △1−1

皆さん、憶えていますか?

2004年の対戦時は、延長を含む120分で勝負をつけられず
PK戦でキーパー川口の奇跡的なセーブ連発に助けられた試合。
さらに去年の引き分けも、1点ビハインドからの試合終了間際、
土壇場でのゴールで辛くも追いついたもの。

 

ぬぬぬ・・・
どうやらヨルダンはかなりの強敵なようです・・・。
これはヨルダンの弱点を探らなければ!!

 

「行こう、ヨルダン」
そうと決めたら躊躇はしません。
思い立ったが吉日。いざ、ヨルダンへ!!



JAPANプライドを胸に

「悪いことは言わない。やめておけ。」
と、アウェイの地に飛び込もうとする私に忠告をして下さったのは 角澤アナウンサー。
ただその言葉に私の気持ちが揺らぐことはありませんでした。

我らが日本代表のために、今の自分に出来ることはこれしかない・・・。
胸の鼓動は、時間の経過とともに早まります。

そしてついに・・・

人生初の中東へ・・・

到着!!



じゃん!!!
池袋のヨルダン「月の砂漠」

池袋駅西口から徒歩1分!
いやぁ〜、近かった。変わってないね。池袋。

こちらは都内で唯一、ヨルダン料理を出す店とのこと。
本場ヨルダン人のオーナーシェフが腕を振るうそうなので、
直撃取材を仕掛けて弱点を探り出します!!

ガチャッ。

「こんばんは〜。・・・おぉっ!!」




扉を開くと、薄暗い店内ですが色彩豊かな織物や照明が目に飛び込み、
数種類のスパイスとココナッツを混ぜたような独特の香りが漂います。



「・・・イラッシャイマセ。」

まずは、腹がへっては戦は出来ぬ。腹ごしらえをしようと
「ヨルダンでよく食べられているものを下さい」と注文。
しばらくすると、出てくる出てくるヨルダンの料理!!



おいしそうな料理の数々!!


アラビア風の春巻き。
中にじゃがいもが入っていて日本人好み。


「マンサフ」と呼ばれるヨーグルトご飯。
上には骨付きマトン。

うーん、どれも美味い!けど・・・ちょっと待てよ。
これはヨルダン人のシェフによる私への挑戦状?
ヨルダンの力を食で誇示するという作戦か。

なるほど。

国を背負った代表同士の前哨戦!
ええい!こうなったら食らうのみ!!
ヨルダンを食べ尽くしてやる!!!



食べて!食べて!!


ヨルダンを完食!!

デザートのスイーツもバッチリ♪
ヨルダンでも甘いものは大人気だそう。



ピスタチオたっぷりの「バクラワ」
サクサクの食感は病みつき!

食後には、ヨルダン人のカフェスタイルも体験。



アラブコーヒーと水タバコと私。

至福の瞬間。
ヨルダン最高。
来てよかった。

 

・・・。

 

じゃないじゃない!
ただおいしい料理を堪能しに来たのではない!
そろそろヨルダンの弱点を探らなければ。

「すみません、ヨルダン出身のオーナーシェフを呼んでいただけますか?」



「お願いします」

すると。

ここで。

衝撃の事実。

「主人のヨルダン人オーナーシェフは、今いないんです。
ちょうどヨルダンに帰っています。あと1ヶ月くらいは戻りません。」



奥様の田中真知子さん。

な、なぬーーーーーーーーー!
やってもうたーーーーーーーーー!!!

 

まさかのご主人不在。
是、すなわちミッション失敗。がーん。
原稿アップも近いのに、完全に追い込まれてしまいました・・・。



瞬間トリップから帰国

「菅原はいつも見切り発車過ぎるから」
とは、こういうことでしたか角澤先輩。
忠告に素直に従っておけば良かったかな・・・。

トボトボ・・・ん?あれ?

あそこに座っている異国情緒漂うお方は・・・




もしかして、「月の砂漠」のオーナーシェフ?
あれ、もう帰国したのかな。
でもなぜ六本木のテレビ朝日社内に??

まあいいか。昨日のお礼をしなければ。
「おーい、オーナーシェフ!」



ん?


あぁー!!

オーナーシェフではなく加藤泰平アナウンサーでしたか!
先輩、大変失礼いたしました・・・。
それにしても日本人離れしている凛々しいお顔・・・。

でもなんて偶然!

加藤アナは日本×オマーン戦の後に行われていた
同じ組のヨルダン×イラク戦の試合の実況を担当していました!
新鮮なヨルダンの情報は誰よりも持っているはずです!!

―泰平さん、ヨルダンはどんな特徴のチームなんですか!?―



加藤泰平アナ

イラクに1点を先制されましたが、前半のうちに追いついたヨルダン。
さらに、試合を通して苦しい我慢の時間が多かったですが、
GKシャフィのファインセーブもあり、勝ち点1を手にしました。
やはり、ヨルダン最大の特徴は“粘り強さ”だと改めて感じる一戦になりました。


イラクに1−1と引き分けたヨルダン。
やはり粘り強く“負けない”サッカーが持ち味!

―ではズバリ!ヨルダンの弱点をおしえてください!―



加藤泰平アナ

ヨルダンは、中盤では比較的、自由に相手にボールを持たせてくれる印象がありました!
遠藤選手や本田選手が自由にプレーできれば、当然日本のチャンスは増えますよね!!
(解説の名波さんの受け売りですが。。。)
ただ、最後の最後はやはり“堅い”ので、日本がなかなか先制できないと苦しい戦いになるかも知れません…


なるほど!

堅い守りをみせてくるヨルダンも、中盤を起点にチャンスは多く作れそう!
そこでオマーン戦にように日本が先制点を挙げることができれば、
粘り強さが身上の相手チームも戦意喪失・・・
つまり、日本の勝機は充分だということです!!

 

泰平さん、ありがとうございます!!

ミッションも無事にコンプリート。
“ヨルダンの弱点”をテレビ朝日神社に報告。



テレ朝社屋の中にあります。
「日本が勝ちますように・・・」

そして・・・

加藤アナが調べ上げたヨルダンの弱点は、
間違いなくこの男にも引き継がれます。



ヨルダン戦に向けて資料整理中

実況を担当する進藤潤耶アナウンサー!!
日本の勝利を信じて、静かに闘志を燃やします。

おそらく進藤アナは、前回、2010年のW杯南アフリカ大会が終わった時点で
すでに次の2014年のW杯を見据えて準備を始めていたはずです。

そのW杯をかけたアジア地区最終予選。
ヨルダン戦への想いは、アナウンス部の誰よりも強いことは明らか!

―進藤さん、ヨルダン戦に向けて意気込みをお願いします!!―



進藤アナ

 一つ言えることは、このヨルダン戦も絶対に負けられない戦いだということ。
引いてこようが、鋭い迫力あるカウンターをみせてこようが、
最後には必ず、日本はゴールを奪い、勝利します。
勝負は、終了のホイッスルが鳴るまでわかりません。
絶対に、最後まで目を離さないでください。



再びW杯の舞台へ・・・
2010年、南アフリカにて。

これまで幾多の大舞台を経験してきた男の力強い言葉。
瞳には、確かに、遠く離れたブラジルの地が映っていました! 

私たちもこの言葉を信じて、是非、一緒に日本代表を応援しましょう!!


ROAD TO BRASIL 2014
日本vsヨルダン
8日(金)よる7時〜放送です!
(※一部地域を除く)

勝利の瞬間を見逃すな!!

 

このコーナーのバックナンバーはこちらから
 
<このコーナーは清水俊輔と、 2年目の菅原知弘寺川俊平森葉子と、
1年目の斎藤康貴青山愛が担当しています。
 
    
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