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  Reported by 竹内由恵


今週は環境ウィークということで、テレビ朝日では、期間中様々なエコについてご紹介していますが、

カキ殻を再利用してあるものを作っているのをご存じですか?

そのあるものとは、なんと、・・・石鹸なんです!



石鹸「渚の誓い」


先日、「スーパーJチャンネル」の取材で、その石鹸を作っている工場を見学させてもらいました。

 

レモンの爽やかな香りの充満している工場内。

床が石鹸のツルツルで転びそうになります。

奥へ進んでいくと、ずらりと並んだ、寸胴鍋。

この中で石鹸を調合しているのです!!


 


作り方は、一般的に石鹸を作る材料、油(ここでは馬油を使っているそう)と水酸化ナトリウムを合わせ、そこにカキ殻の粉末を泡立て器を使って混ぜていきます。



細かく砕いたカキ殻


その後、4時間くらい火にかけ、レモンの香り付けをします。

カキにはやはりレモンが合う!ということでこの香りにしたんだそうです!

あとはお玉と薬缶で、型に一つ一つ丁寧に流し込んでいきます。

さらにこれを冷却し、乾燥させ、完成です!



お玉、泡立て器…お料理を作る道具で作っていました!


型に流し入れる。


工場ではこの一連の作業をたった7人で行っていて、一日1000個までしかできないそうです。



完成した石鹸を箱詰めしています。


商品を開発した社長さんは、もともと広島県の港でにぼしを作っていたそうなのですが、ある時、大量に山積みされているカキ殻の存在に気付き、それをなんとか再利用させられないかと考えたそうです。

カキには肌にいいミネラル成分がたっぷりと含まれていることから、石鹸を作るというアイディアが浮かんだ。
カキ殻を細かく砕いて、石鹸に調合させるのに、大変苦労した。
細かく砕いたカキ殻は毛穴の奥まで入り、汚れを洗い流す効果がある。
なによりも無添加なので、肌に優しく、使ったあとの排水も地球に優しい、と教えてくださいました!

 

今回の取材を通して、ちょっとした工夫でエコに優しい石鹸ができるんだなと実感しました。

今後いろんな人のアイディアが詰まったエコの輪が広がっていったら素敵ですね^―^


 

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<このコーナーは清水俊輔と、3年目の竹内由恵本間智恵八木麻紗子
2年目の板倉朋希三上大樹宇賀なつみ加藤真輝子が担当しています。>
 
    
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