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突然ですが皆さん、報道ステーションのキャッチフレーズをご存知ですか？
答えは、‘今日、何があったか’。
夜9時54分の放送開始までに、今日何があったかを視聴者の皆さんに伝えるため、
日本全国を取材で飛び回っている2人のアナウンサーがいます。

今回は、そんな2人の忙しい一日に密着しました。
目まぐるしく変わる現場に、ご注目ください。

【4月某日・山口豊アナウンサー】

AM5：00　　自宅を出発し、羽田空港へ。

夜明け前にも関わらず、素敵な笑顔をありがとうございます！

当初は豪雨の取材で鹿児島に行くはずだったが、
空港でチェックインをする直前に、雨が弱いことがわかり、
急遽目的地を被害の大きかった高知へ変更。

PM 0：00　　取材中、三浦半島のキャベツ農家に向かうよう、デスクから電話が。

PM 1：00　　高知龍馬空港から、羽田空港へ向かう。

PM 2：00　　羽田に到着。

羽田から電車で三浦半島に移動し、キャベツ農家の被害状況を取材。
その最中、次は都内・高輪の病院で取材するよう指示があり、再び電車で移動。

PM 8：00　　都内・高輪にて、全ての取材が終了。

http://www.tv-asahi.co.jp/dap/blog/hst_tomikawa/

【四月某日・富川悠太アナウンサー】

PM 1：00　　社内業務中、急遽三重に取材に向かうよう指示が。

PM 2：00　　新幹線で、まずは名古屋駅へ。

PM 4：00　　近鉄特急に乗り換え、名張駅へ。

PM 6：00　　現場到着。既に薄暗くなっている中、住民取材・リポート撮影をします。

PM 9：00　　本番に間に合うよう、メーテレ津支局より、撮影した映像を伝送。

このように、その日起きたことを、その日の夜のオンエアに間に合うように、
全国を飛び回って取材しているのです。
ただ、紹介したのは、ほんの一日。
最近、特に忙しかった一週間の、取材スケジュールをお聞きしました。

山口豊	いつもドタバタで始まり、終わるのであまり覚えていないんですが、チリで大地震が発生したときは、忙しかったですね。月曜日、津波被害のあった宮城県・気仙沼へ。雪の舞う極寒の中取材。火曜日、新幹線で東京に戻り、羽田空港から広島、そして島根へ。水曜日、島根女子大生殺害現場の取材。木曜日、島根から東京に移動。帰宅直後、沖縄での取材の指示が入る。金曜日、早朝の飛行機で沖縄へ。普天間基地移設問題の取材。土曜日、朝の便で、東京へ。そして打ち合わせ後、夕方ニュースのオンエア。

富川悠太	色々ありますが…、一番最近だと、こんな感じです。火曜日、三重県・名張に毒ぶどう事件の取材へ。そこから名古屋に移動。水曜日、名古屋から東京へ。そこから、甲子園に向かう。木曜日、朝、大阪から東京へ移動。池袋・目白・銀座で消費動向の取材。金曜日、早朝、高速料金の取材で、香川へ。その後、岡山にも。土曜日、岡山から東京へ。

こんなスケジュールで仕事をしていて、息抜きする時間はあるんでしょうか？
全国を飛び回っていて、なにか良かったことはありますか？

山口豊	全力で仕事をした後、余力があるときには、各地のお酒と食べ物を楽しんでいます。遅い時間でも開いているお店を探すのが大変ですが…。あとは、旅支度が上達したこと。必要最低限のもので、すぐに旅立つ術を身につけました。

富川悠太	お土産を買うことです。良いお土産を選べたときに、アナウンス部のみんなが喜んでくれるのが嬉しいです。あとは、各地の美味しいものを食べられること。北海道でジンギスカン、名古屋で手羽先、福岡でモツ鍋を、必ず食べています。

たとえ、実際放送される部分が数秒だったとしても、
取材や撮影には、その何十倍もの時間がかかっているんです。
この仕事をこなすには、並々ならぬ体力と、
どんな忙しくても、楽しみを見つけることができる精神力が必要なんですね。

今夜も全国各地から、画面をいっぱいに使って、
‘今日何があったか’お伝えします。