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  Reported by 本間智恵 

やって来ました!大型連休、ゴールデンウィーク☆
残念ながらアナウンサーの仕事はほとんど普段と変わりませんが…
皆さんは連休が取れそうですか?

今回ご紹介するのは、連休のおでかけ先としてオススメの…
「ルーヴル美術館展 美の宮殿の子どもたち」


わたくし本間、行ってきました

圧倒的なコレクションを誇る世界最大級の美術館として、多くの人に愛されているルーヴル美術館。
そのルーヴル美術館の7部門から選ばれた、およそ200点の作品を通じて、
幼少時代に思いを馳せる旅に出かけませんか?

今回の見どころは、「子ども」をテーマにした作品が、
分野・地域・歴史を超えて集結しているということ!
作品の種類は多岐に渡ります。彫刻や絵画、デッサンはもちろん、
衣服などの日用品、おもちゃ、さらには古代エジプトの貴重なミイラまで!


「少女のミイラと棺」
© 2001 Musée du Louvre / Georges Poncet

地域もさまざまな、時代も古代から19世紀前半までと幅広くあります。
時空を超えた、ジャンルの制限がない作品を通して、世界中の子どもたちと出会えるのです!


「マスター・ヘア」
© RMN / Hervé Lewandowski / distributed by DNPartcom

さて、美術展って興味はあるけど、小難しそうで楽しめないんじゃないかなぁ…
なんて方にオススメなのが、「音声ガイド」です。
“ルーブル宮殿の執事”こと俳優の藤村俊二さんが、
世界中の子どもたちに出会う旅へと皆さんをエスコートしてくれるんです。
さらに、川瀬眞由美アナウンサーが、作品解説を担当しています。
作品の秘密や時代背景などを知った上で作品を見ると…より深〜く作品を味わえること間違いなし!
館内では音声ガイドを使っている方がたくさんいらっしゃいました。
500円とお手ごろですし、私も利用してみました!
自分のためだけに作品の説明がされているのって…なんだか特別な気持ち♪
しかも、説明がただ淡々と進むのではなく、
語りかけるような藤村さんの声、しっとりとした川瀬さんの声、
そして選べるBGMに包まれると、より思い入れを持って作品の世界に浸ることができました。

川瀬さんに、音声ガイドを経て感じたことをうかがいました!



川瀬眞由美アナ

音声ガイドの原稿を読んでいるうちに しみじみ胸に迫ったのは、
親や身近な大人が 子供を思う気持ちって、
ピラミッドの昔から変わらないんだなぁ、ということです。
愛しい、守ってやりたい、健やかに育ってほしい、
できれば大物になってほしい、何よりも幸せであってほしい・・・。

「しっかり勉強するんだよ」と語りかける父親にクスクス、
子供の笑顔を天使の姿に美化する親にウフフ、
「イマドキの若い者は・・・」と嘆くオヤジにヤレヤレ、
そして、生前の姿そのままを棺に描く悲しさ切なさ。

「見て」、「感じて」いただきたい展覧会です。
できれば音声ガイドも 「聞いて」いただければウレシイです。

子どもと、彼らを取り巻く世界の描かれ方はいろいろあれど、どれも愛情に満ちている作品ばかり。
子どもは、理想の象徴として描かれたり、神の象徴として描かれたり…
子どもを見てかわいいと思う気持ちって、いつごろから芽生えるんでしょう。
今回の展示を見終わったときには、とても温かい気持ちになりました。


「テンプル・ボーイ」
© RMN / Franck Raux / distributed by DNPartcom


「後のフランス王妃マリー=テレーズ(1638-1683)の幼き日の肖像」
© RMN / Gérard Blot / distributed by DNPartcom

さて、展示だけではなく、イベントも要チェック。
映画「クラス・ルーヴル」の上映会もあるんです!
フランスの高校に実際にある「ルーヴル・クラス」。
ルーヴル美術館のさまざまな作品とのふれあいを通して成長していく高校生たちの姿を追った、
フランスのドキュメンタリー映画です。
美術品に対して意見を言い合うシーンが多く(高校生で、あんなに)、
とても勉強になり興味深く見ることができました。
次回(最終回)は5月9日(土)です。
  ※13:00〜、15:00〜の2回上映(上映時間:52分)
  ※国立新美術館3階講堂にて(30分前開場)
  ※ 聴講無料(先着250人、ただし本展の観覧券が必要です)


「ルーヴル美術館展 美の宮殿の子どもたち」は、
東京・国立新美術館で6月1日(月)まで開催中です。
休館日は、5月5日(火)をのぞく毎週火曜日と、5月7日(木)です。
詳しくは、オフィシャルサイトをチェックしてくださいね↓


皆さん、良い休日をお過ごしください♪

 
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<このコーナーは2年目の竹内由恵本間智恵八木麻紗子が担当しています。>
 
    
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