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  Reported by 野上慎平 

テレビ朝日アトリウムに何やら謎の物体が・・・。

なんだ!?


丸みを帯びたドーム型のあれは一体・・・


近づいてみるとお姉さんが手招き

これは行くしかない!ダッシュ!


歓迎してくださいました

中に入ってみると・・・


地球儀!?
一緒に写っているのはスタッフの鈴木さんです

ドームの中には、昔運動会で競った「大玉ころがし」のような地球儀が!

これ、「触れる地球儀」と名付けられていて、
実際の地球の1000万分の1の大きさで作られているんです。


実際に触ることも出来て・・・

なんと、自分が触って力を入れた方向に地球儀の表面が動いていくのです。


おっ動いた

この地球儀、動くだけでなく、様々な機能を搭載しています!
「ほんとに??」と目を細めてしまうほど、ハイテクの数々・・・。

今回はそのハイテクをほんの少しだけ紹介しましょう。

ハイテクその1 「渡り鳥の動きを教えてくれる。」

日本を飛び立つ渡り鳥「クマノミ」にGPSをつけてその動きを研究したそうです。
そして、どんな軌道で飛んでいるのかを解明した答えが地球儀上に示されるというんです。
鈴木さんに「野上さんわかりますか?」と問われたので、軌道を予測してみることに・・・。


野上の予測。
日本を飛び立ち東に飛んでいく!
単純過ぎでしょうか?

答えは・・・

撃沈。


日本を飛び立って中国を渡りインドネシアに到達していました。

続いて、
ハイテクその2 「世界で地震の起きた場所を教えてくれる。」

1990年1月1日〜2006年8月11日までに世界で起きた
「マグニチュード4以上の地震」が黄色の点となって分布していくのです!


地震分布前。
ただの日本周辺の地図ですが…

1ヶ月1秒のペースで、黄色の点が分布していきます。
そして、200秒後、2006年8月11日の日本とその周辺を見てみると・・・


え??日本列島が見えない?

正直、こんなにも地震が多い国なのか、と驚かされました。

お隣の韓国や中国には、約16年間ほとんど地震が起きていないんです。
驚き!!

そしてここで!更なる驚きが!!

場内にあるテレビの画面上から聞き慣れた声が・・・


じっくり聞いてみると・・・

市川アナの声・・・。でもなんで?

鈴木さんに尋ねてみると、
「ハイテク地球儀によって展開される様々な機能の中身について、
わかりやすく市川アナが説明を加えてくれている」とのこと。

ではそのうちの1つをご紹介!

ハイテクその3 「地球温暖化の歴史と未来を教えてくれる。」

1950年からの気温上昇が地球儀に表示されるのです!

1950年に比べて気温が3度上昇すると、赤色に。
6度上昇すると、黄色に、色が変化していくのです。


1950年の地球。
左手は日本。右手は北極を指しています。


僕が生まれた1984年の地球を覗いてみると・・・

全体が赤くなっています。


現在の地球、2008年は・・・

1950年に比べ、ほぼ全ての国が真っ赤です。
約60年で3度以上上昇していることになります。
さらに、地球の未来に目を向けると・・・


2050年の地球

なんと!!
北極が黄色に変化している!!

南極の氷の深さが2000mほどあるのに対して、
北極の氷の深さはわずか。数mほどしかないそうなんです。
故に、世界で最も気温が上昇するのは、北極だと言われているんです。
氷が解けてしまうと、その後は一気に気温が上昇。止まることは、ありません。

更にもっと先の未来、2010年を見つめると・・・


・・・。

黄色・・・。黄色・・・。黄色・・・・・・。

ハイテク地球儀が教えてくれた、僕らの星の未来。

「お願い。僕の未来に、決して目を伏せないで。」
そう地球儀がつぶやくようで。

両手を大きく広げれば抱きしめられそうなサイズのそれが、
大きなスケール故に敬遠しがちな問題を、身近に感じさせてくれます。

最後に、スタッフ鈴木さんがこう話しました。
「生きている地球をご覧いただける‘触れる地球’に、ぜひご来場ください。」

地球は宇宙にしか、僕らは地球にしか。
生きることが出来ない。

1000万分の1の地球が、再度教えてくれた真実。
テレビ朝日アトリウムで、地球儀がお待ちしております。
 
このコーナーのバックナンバーはこちらからら
 
<このコーナーは2年目アナウンサーの大西洋平野上慎平小川彩佳が担当しています。>
 
    
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