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  Reported by 小川彩佳 

2008年2月25日。

ロサンゼルス、コダック・シアターでは、第80回アカデミー賞授賞式が開催。
今年も華やかに、盛大に行われました☆

そして…同日。

港区六本木、テレビ朝日アナウンス部でも、アカデミー賞に対抗(!?)して、
「第3回アナデミー賞」を発表いたします!!
2年前から毎年行われるこの企画。

   (過去のアナデミー賞はこちら)
   → 2006年「第1回アナデミー賞」
   → 
2007年「第2回アナデミー賞」


2007年も、「パイレーツ・オブ・カリビアン ワールドエンド」「スパイダーマン3」などなど、
話題作揃いでしたが、どんな作品がアナデミー賞に選ばれるのでしょうか!?!?
審査員は、毎週発信されるテレビ朝日メルマガ『a-friendsシネマ』の、
アナウンサーの映画レビューー『女子アナ★試写室』を担当している、
アナウンス部・シネマ通?の6人です。

 

岡田洋子アナ

萩野志保子アナ


村上祐子アナ


市川寛子アナ


矢島悠子アナ


小川彩佳アナ


2007年に見た映画の中から選んだ、作品賞にあたる「究極の一本!」

それでは参りましょう!各アナウンサーの選ぶアナデミー作品賞を発表いたします!!
どのアナウンサーがどの作品を選んだかを予想しながら、ご覧ください♪

まずは…
 

 

新潟県山古志村に住む仲良し兄妹、亮太と彩は、ある日、彩は原っぱで捨て犬を拾い、一家で飼う事になった。マリと名づけられた子犬はすくすくと成長し、ある日、子犬を3匹産んだ。家族が増えて彩と亮太は大喜び。そんな時、山古志村を悲劇が襲った…。
監督 : 猪股隆一
出演 : 船越英一郎、松本明子 、広田亮平

この作品を選んだのは…

矢島悠子アナウンサー

あんなに泣くとは思ってなかったのに
もう嗚咽に近いくらいおお泣きして感動してしまいました。
イヌの表情が本当に素晴らしい!
なぜあんなに哀愁を漂わせたり、はしゃいだり出来るのでしょう?
これほどイヌに魅せられたのは初めてです。
初めてイヌ飼おうかな、って思いました。
心が洗われました。


続いて、この「究極の一本!」は…
 

大学8年生の文哉は、孤独で自堕落な生活を送っていた。いつの間にか作った借金は84万円。そこへ、借金取りの男、福原がやってきて、吉祥寺から霞ヶ関まで歩くのに付き合ったら、借金をチャラにすると提案される。男二人の奇妙な旅が始まった。
監督・脚本 : 三木聡
出演 : オダギリジョー、三浦友和、小泉今日子

この作品を選んだのは…

村上祐子アナウンサー

大好きな散歩が、映画になりました。
小ネタ満載ながら、最後はほろり、ゆるり。
ぬるま湯に浸かりながらもキモチイイ、言うならば半身浴シネマでしょうか。
三木聡監督の新境地&真骨頂です。


お次は…
 

知る人ぞ知るアイドル如月ミキが自殺をして一年が経ち、一周忌追悼会に集まった5人の男たち。誰かが「彼女は殺されたんだ」と発言したことをきっかけに、男たちの侃々諤々の推理が始まった…。
監督 : 佐藤祐市
出演 : 小栗旬、ユースケ・サンタマリア、小出恵介、塚地武雅、香川照之

この作品は、

市川寛子アナウンサーが選びました!!

とにかく最後までハラハラ・ドキドキ。
ワンシチュエーションの設定にも関わらず
これだけ引き込まれていくストーリーは凄いです!!


この究極の一本は、誰が選んだのでしょうか?
 

突然、末期がんで余命半年を宣告された48歳の藤山幸弘は、延命治療を拒否し自分なりに人生を全うしようと決断する。激痛に耐えながら最後の別れを告げたい人たちを訪ね歩く幸弘だったが、妻の美和子には事実を言い出せずにいた。
監督 : 井坂聡
出演 : 役所広司、今井美樹、塩谷瞬

正解は…

岡田洋子アナウンサー

これは、去年の秋に公開された作品です。
大人の泣ける映画です。
私も見ながら泣きました。
とくに妻子ある男性、家庭持ちの男性に見て欲しいかな?

私は何の知識もなく見ましたが、一体誰がこの作品を書いたのだろうと
エンドロールまで見て、原作が 秋元康さんだと知り、
いまさらながら、素晴らしい作家だと尊敬してしまいました。。。

「死ぬまでは生きていたいんだ」
このセリフが、映画を見終わった後も、しばらく胸に残ります。

主演は、役所広司さん、その妻役に今井美樹さん。
今井美樹さん演じる妻は、世の男性の理想の妻像なのかもしれません。




そして、こちらは…
 

家族とひと夏を過ごすためにノース・カロライナにやって来た良家の子女アリーは、地元の青年ノアから熱烈なアプローチを受け、やがて愛し合うようになる。しかし、両親の反対から、二人の仲は引き裂かれ…。
監督 : ニック・カサヴェテス
出演 : ライアン・ゴズリング、レイチェル・マクアダムス、ジェームズ・ガーナー

萩野志保子アナウンサーでした♪

小川アナより、ある日届いたアンケート。
(1)2007年にごらんになった映画の中での、「究極の一本!!」と、その理由
(2)「究極の一本!!」以外に、個人的にハマってしまった映画と、その理由。

了解しました小川さん^v^☆
ということは、2007年公開のものじゃなくても良い!!ということね!?^w^
とアマノジャクな私んぼう。
大人気ないとあきれられてしまいそうですが、こんな私を許してください。
なぜなら、それくらい、
渾身!!!素晴らしい作品なのです。
挙げさせていただくのは、
アメリカで2004年、日本では2005年に公開された、
『きみに読む物語』
です。
原題は、'THE NOTEBOOK'。
公開時は大きな話題にならなかったものの、口コミで評判が評判を呼び、
DVDで更に認知され、今になって映画館で一日特別上映されることも。
本当に素敵な、映画の中の映画です。
傑作です。
心から、お薦めいたします。


2007年公開映画がかすんでしまうくらいの、印象的な作品だったようです☆
 
そして私、小川には、この映画が2007年の「究極の一本」です!!
 

モロッコを旅行中のアメリカ人夫婦が、突然何者かによって銃撃を受け、妻が負傷するという事件が起こる。同じころ、東京に住む聴覚に障害を持った女子高生のチエコは、満たされないいら立ちを感じながら、孤独な日々を過ごしていた。
監督 : アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
出演 : ブラッド・ピット、ケイト・ブランシェット、ガエル・ガルシア・ベルナル
 

文明、文化、人。
共存する私たちの間の壁は、越えられないものなのか。
何故伝わらないのか、何故伝えられないのか。
それは繋がろうとする努力が足りないからなのか、
或いはそれこそが、人間の原罪なのか。
そんなことを考えさせられました。
昨年のアカデミー賞ノミネート作品ですね☆
この映画が面白いのは、
人によって受け止め方や見出すメッセージがまちまちなこと。
好き嫌いのする映画かもしれません。でもそれがまた「バベル」らしい。
皆さんは、「バベル」、どのような感想を持つのでしょうか?♪

 
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さて、先ほどの萩野アナウンサーの文にもありましたが、もうひとつ、アンケートをとりました!
「究極の一本!」のほかに、人には理解されないかもしれないけれど、
個人的な好みにすっぽりハマってしまった♪
という映画も聞いてみました♪ 
特別賞として、発表です!
 

 

 村上祐子アナ
『キサラギ』
『アヒルと鴨のコインロッカー』

総じて叙情的な作品に惹かれるのですが、
「脚本」にするする導かれるのも、好きなのです。
しっかり練られていて、最後にストンと辻褄が合う。
上記の二作品は、10点満点の体操選手みたいに、
心地良くエンディングに着地出来ます。
(おまけ)
2007年の映画ではないのですが…。
脚本と言えば、『運命じゃない人』の内田けんじ監督。
5月公開の最新作『アフタースクール』が、今から楽しみです。

 

 矢島悠子アナ
『ボルベール(帰郷)』

すさまじい感情のうねりと鮮やか過ぎる深紅の色。
不安さえ覚えるほど心を揺さぶられました。
女として生まれ、生きていくってことを考えさせられました。


 

 市川寛子アナ
『4分間のピアニスト』

とっても重々しい内容ですが、
最後は静かな感動がじわじわと広がっていきます。
表現することの素晴らしさを改めて感じました。


 

 小川彩佳アナ
ちなみに、私は…
『デス・プルーフ/プラネット・テラーinグラインドハウス』

これは!!とことんファニーでした!!!
細部までとことんこだわって作った作品で、飽きない!楽しい!
2人の監督が笑いながら、楽しみながら作ったんだろうなぁ。
遊び心と映画愛に満ちた「一流のB級映画」でした。
この映画、映画館で拍手喝采が起きました。すごいですよね。
ちなみに、決して、ゾンビやバイオレンスものが好きなわけではありません。

 
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楽しんでいただけましたか?
皆さんのお気に入りの作品は、受賞していましたでしょうか?

2008年も、たくさんの映画に彩られた素敵な一年になりますように☆

来年も、「アナデミー賞」をお楽しみにーっ!!


毎週発信されるアナウンサーの映画レビューはこちらからお申し込みください。
a-friendsシネマ『女子アナ★試写室」
http://www.tv-asahi.co.jp/a-friends/

来年のアナデミー賞もお楽しみに☆
 
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<このコーナーは新人アナウンサーの大西洋平野上慎平小川彩佳が担当しています。>
 
    
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