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2006年も残り1ヶ月をきった12月3日、第60回福岡国際マラソンが開催されました。 今回の大会は、来年の夏に大阪で開かれる世界陸上選手権大会の選考競技会を兼ねていました。 |
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寒空のもと… スタート&ゴール地点の平和台陸上競技場です。 中継車です。 |
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テレビ朝日アナウンス部からは、 中山貴雄アナ 吉野真治アナ 上宮菜々子アナ 中村昭治アナ 久保田直子アナ そして、私島本真衣、計7名が福岡入りしました。 これだけ大勢のアナウンサーと一緒に仕事をするのも初めての経験です。 前日2日には全体リハーサルが行われ、流れを最終確認。 そしていよいよ本番当日を迎えました。 当日の天候は曇り。 気温はぐ〜んと冷え込み、7.4℃。 外に出ているとすぐに指先がかじかんでしまうような、そんな天気でした。 私島本は、選手たちがスタートし平和台競技場を出て少しした時点で、 シーホークホテルの屋上からリポートしました。 そこは、福岡の街が一望できる、なんと地上143mの高所。 |
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福岡の街を独り占め♪ |
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まさに極寒。博多湾から冷た〜い風が吹きつける中でのリポートになりました。 一瞬ですが小雪が舞ったほどです。 実は私はこれまで「自分は高所恐怖症だ。」自覚していましたが、 それは単なる思い込みでした。 リポートを終えた時には、「ここから降りたくなぁい。」 そんな後ろ髪を引かれる思いでシーホークをあとにしました。 だってだって!! 師走のひんやりとした海風が肌に心地良いし、 なんといっても景色をずっと眺めていたかったんです!! 屋上の周りにはなんと柵がなかったので、 開放感たっぷり☆何かから解き放たれたような気持ちでした。 さてさて、2年目の中村先輩はというと… |
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私は今回、1号車の中山アナウンサーをお手伝いするサブアナという仕事をしていました。 1号車に乗りながら先頭集団の1kmごとのタイムを図っていたのですが、 驚いたのはやはり男子マラソンのスピードです。 スタートから5kmを過ぎた頃からでした。 先頭集団のスピードが、1km3分を切るようになってきたのです。 最も速い時には、2分51秒で走り抜けていました。 男子マラソンのトップランナーがいかに速いか。そしてすごいか。 計算したところ、1km3分で走るとしても、 50mを9秒切るペースでひたすら走り続けなければならないのです。 そのペースは、普通の人の全力疾走かそれ以上のスピード。 それを40km以上走る。 しかもあの日の福岡のコンディションです。 悴む寒さと冷たい風が選手を苦しめていました。 そんな中を、まさに博多の風となって街をあっという間に駆け抜けたランナー達が、いかにすごいか。 もう繰り返す必要もありません。 私はタイムを測るだけで、ランナーのスピード、偉大さを改めて実感しました。 そしてレースの中継に参加できたことを、心から嬉しく思いました。 さらに言うなら…全力疾走しても50mすら彼らについていけない鈍った私の今の肉体に、一抹の不安を覚えました…。 本当に速いんですよね。 実は私はマラソンを生で見たのは初めてだったのですが、先頭集団の選手たちの 腕の振り、足の回転の速さに度肝を抜かれました。 あのスピードで42.195kmを走り切るなんて…超人技だと思いました。 最終的に、第60回福岡国際マラソンの結果はこうなりました。 ☆優勝 ハイレ・ゲブレシラシエ(エチオピア) ☆第2位 ドミトロ・バラノフスキー(ウクライナ) ☆第3位 ジャウアド・ガリブ(モロッコ) 見事優勝を果たしたゲブレシラシエ選手は、 「42.195kmを走り切ることが自分への勝利だ。」語っていました。 それだけマラソンを完走するということは選手にとって厳しいことなのです。 とはいえ、ゲブレシラシエ選手、40kmまでに集団を抜け出し、 苦しい表情を1つも見せない安定した見事な走りで、2時間6分52秒。 ぶっちぎりの優勝☆やっぱり彼は強かった!! 国内招待選手はというと、 ☆ 第4位 奥谷 亘選手 ☆ 第5位 諏訪 利成選手 ☆ 第6位 尾方 剛選手 ☆ 第8位 藤田 敦史選手 ☆ 第10位 佐藤智之選手 ☆ 第11位 松宮 祐行選手 ☆ 第14位 方山 利哉選手 という結果になりました。 日本人トップは4位の奥谷亘選手。2時間08分49秒の自己最高記録でした。 奥谷選手は来年の世界選手権の選考基準をクリアし、見事代表に内定しました。 |
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第4位に輝いた奥谷選手にインタビュー中の上宮アナです。 |
日本人選手も悪天候の中、素晴らしい走りを見せてくれました。 来年の世界選手権、そして少し先にはなりますが北京オリンピック…。 これからもマラソンは熱いです!! |
ゴール地点。 トラックです。 たくさん人が日本人選手にエールを送っていました。 . |
今回私は、初めて大勢の先輩アナウンサーとスポーツの現場で仕事をしました。 レース展開がどうなるか全く分からない中での前日リハーサル、そして本番。 シーホークの屋上で出番を待ちながら、平和台陸上競技場にいる 吉野アナの実況で放送がスタートした時は興奮でゾクゾクしました。 久保田アナのレース前のリポート、そして1号車の中山アナの実況があり、 「シーホークの島本さん!!」という呼びかけがあった時は本当に嬉しかったです。 スタッフの方々を含め、 全員が心を1つにして中継が進んでいるんだ、ということを身をもって感じた瞬間でした。 自分のリポートに関しては幾つも反省点がありましたが、そこは要勉強です!! 今回の経験を通して私の中で、これからスポーツ中継の見方が変わりそう… そんな予感がしています☆ |
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<このコーナーは新人アナウンサーの加藤泰平と島本真衣が担当しています。> |
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