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  Reported by 加藤泰平 

秋でございます。
スポーツの秋でございます。
テレビ朝日でも続々とスポーツイベントが放送されています!
今回は、そんなスポーツイベントの数々を支える「スポーツ・アナ」に迫ります!!

「スポーツ・アナウンサー」と聞いたらあなたは何を思い浮かべますか?
爽やかなルックスに、軽快な実況。
とっても華やかな仕事というイメージありませんか?
「実況しているとき以外は何してるのかな?」って思ったことありませんか?
僕も、ついこの間まではそう思っていました。
実際はどうなんでしょうか…???

まずは櫻井健介さんに話を聞いてみました!
『Qさま!!』でもおなじみの櫻井さんは、サッカー実況を中心に活躍しています!


櫻井健介アナウンサー

加藤: スポーツ・アナウンサーはどんな仕事ですか?
櫻井: アナウンサーというと、どちらかと言うと華やかなイメージがあるかもしれません。
その中で「実況」という仕事は、顔もほとんど映らないし、声だけで勝負しなくてはならない。
どちらかと言えばとても地味な役回りです。
しかも、マイクの前に立つまでにしなくてはならない準備は、
ほかの仕事と比べても一番大変かもしれません。
加藤: 実況は「ぶっつけ本番」ではないんですか!?
櫻井: そう思ってる人は多いかもしれないですね。
でも、実況するためには、膨大な時間をかけて資料を作らなくちゃいけないんです。
しかも、10作ったとしても、実際に実況の中で使うのは2か3くらいです。
それでも、何があってもしゃべれるように用意しなくてはならないんですよね。


1にも2にも取材!!
加藤: 大変なんですねー。
櫻井: 資料を用意するのは大変だけど、どんなにやっても「これで完璧」という資料はできません。そこが大変さでもあり、面白さでもあります!選手の心理にも似たスリルが!
加藤: そういった中で、スポーツ・アナウンサーの“やりがい”というのはどういう時に感じますか?
櫻井: 自分が生で話を聞いた選手が、試合で活躍するとやっぱり嬉しいね。
そして、そこに自分が意味のある言葉を付けられたときは最高です。
加藤: 最後に、櫻井さんの実況への「こだわり」を教えてください!
櫻井: 僕自身、5歳のころからサッカーをやってきて、学生時代は陸上もやっていました。
だから、“スポーツをやっていた人間の一人としてマイクの前に座っている”という気持ちは常に持っています。
それと、あくまでも選手や監督が主役であって、
その領域は侵さないということも気をつけています。
一言で言うなら、「スポーツマインドを忘れない!」ですね。

かっこいいですねー。
こだわりを持って仕事をしているのが良く分かります。
資料作りが大変と言われるスポーツ・アナウンサー。
その中でも、櫻井さんの資料の作りこみ方は「すごい」という噂です。
また、櫻井さんはアナウンス部随一のエクセル使いであります。
そのエクセルテクニックを駆使した資料は、見易さ抜群です!


資料作りの鬼でございます

続いては、進藤潤耶さん!
ゴルフ、サッカー、駅伝、フィギュアスケートにシンクロ!
まさにスポーツ実況のオールラウンダー!


進藤潤耶アナウンサー
「スポーツ中継の担当アナウンサーの日常は、とても地味。
中継の当日までは各自のペースに比較的まかせてもらえるので
担当する中継に向かってコツコツ準備をしています。
最初にするのは種目の勉強と基本の情報収集。
わからない部分が出てきたら、そこで取材もします。
僕の場合は、1週間前をめどにノートをまとめ、
過去のビデオや実況などをチェックします。
これら一連の作業を中継日から引き算でこなしていき、
当日に備えるというわけです。
海外での中継も多いですね。
昨年は機会にも恵まれ、のべで約3ヵ月海外にいかせてもらいました。」


去年8月、サッカー実況で韓国にて


今年7月、ゴルフ全米女子の実況でアメリカにて

「僕は、子ども時代からサッカーばかりの毎日を送っていました。
もともとテレビ局を志望したのも、『スポーツに関わる仕事で、世界中に行ける仕事がいいなぁ』という希望に合致する仕事だったから。
入社後もスポーツが好きだからという理由で中継担当を希望。そして今に至ります。
この仕事の一番の醍醐味は、現場に居合わせることができるということでしょう。
スポーツを観に行くことが仕事というのは幸せです(笑)。
現場ならではのスケール感、感動は何ものにもかえがたいですね。」

進藤さんの資料は、櫻井さんとは対照的。
進藤さんは、手書き派なんです!
自分で書いた字が一番見やすいから、そして書きながら頭に入っていくからなんだそうです。
進藤さんの資料ノートには文字がびっしり書き込まれています!
人によって資料の作り方が全然違うのも面白いですね。

進藤さんも櫻井さんも、大変そうですが、その中でやりがいを見出しているんですねー。
普段なかなか知ることができない、スポーツ・アナウンサーの裏側の努力。
いい実況をするためには、相当な努力が必要なんですね。
そこを見せない所がまたかっこいいじゃないですかー!
僕もいつかは、実況ができるように頑張ります!!
 
このコーナーのバックナンバーはこちらから
 
<このコーナーは新人アナウンサーの加藤泰平島本真衣が担当しています。>
 
    
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