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  Reported by 中村昭治

年が明けたと思いきや、気がつくともう10日以上が経ちました。
正月ムードも今や昔、すっかり日常が戻ったという方も多いのではないでしょうか。

しかし、年初めの行事は、正月ムードが収まってからも続きます。
例えば1月7日には七草粥を食べますし、11日は鏡餅を切って食べる、鏡開きの日にあたります。
これらも日本に伝わる伝統行事です。

そういう行事があることは、新人三人も知っていましたが…。
大先輩の宮嶋アナウンサーの一言から、事態は動き始めました。
時は1月7日の夕方に遡ります。

宮嶋アナウンサー)今日は七草粥を食べる日だけど、七草って何かわかりますか?
(中村)お粥に入れて食べる「春の七草」といわれるものですよね?え〜っと…(苦笑)
(矢島)昔、教わったことがあるよ。セリ、ナズナ…あとはなんだっけ。
(久保田)毎年食べるけど、意外と言えないよね。ホトケノザってのもなかった?

こんな調子で、三人とも「???」の状態。
調べてみると、春の七草は次の七つであることがわかりました。

セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ

野菜が乏しい冬場、特に昔はこの七草が重宝されたそうです。

次は実際に草を探すべく、中村が八百屋さんへと派遣されました。
ところが、その時にはもう18時を回っていました。
そのせいかすでに売り切れという店ばかり。
なかなか見つけることが出来ません。
でも、ついに発見!


発見して、思わずガッツポーズ!

お店の人によると、春の七草は、今はなかなか七つとも揃わないそうです。
私の買ったものにも、七草のうちで入っていたのはセリ、ナズナ、スズナ、スズシロの四種類でした。


これがナズナです。


そしてこちらがセリ。


左の皿に入っているのが、セリ、ナズナ、スズナ、スズシロです。

スズナはカブ、スズシロはいわゆる大根のようです。
毎年何気なく食べていた七草粥に、ようやく迫ることが出来ました。
ちなみに、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザの代わりとして、ニンジン、小松菜、ホウレン草が使われていました。

調理して、七草粥を食べることにしました。


できあがり。野菜が豊富です。


いただきます。

今年も私は家族と七草粥を食べました!我が家の七草粥にはバッチリ7種類とも入ってました!
実は、小さい頃から毎年、一月七日が憂鬱でなりませんでした。
なぜなら、お野菜嫌いな私にとって七草は、もう本当に超えなければならない試練だったんです。嫌で嫌で、中学の頃なんかは早めに部活に出て行っちゃったり…でも、今年は「一つの区切りだなぁ〜」としんみり感じがら食べました!今年も健康でいられますように(^O^)


確かに、実際作ってみると、お米が野菜で隠れるくらい、お粥に野菜がたくさん入ってきます。
子供時代に苦手だったのも、わかる気がしますね。
一年の健康を祈って食べてきた七草粥。
今年は年の初めから寒いですが、心身ともに健康で過ごしたいと私も思いました。

そして、4日後の11日。
今度は鏡開きがやってきました。
正月が終わったと一番実感するのは、私は鏡餅を切る時です。
きっと正月を象徴するものを自分の手で刻むから、一番強く感じるのだと思います。



なかなか硬くて、包丁が通りません。


なんとか、鏡開きに成功。

鏡餅を食べきれない私は、切った餅を会社に持っていき、電子レンジで1分ほど温めました。
電子レンジでも、温めると硬い鏡餅がつきたてのように熱く、柔らかくなります。
アナウンス部にいた矢島にも食べてもらいました。


つきたてのように伸びました。

今年は一層自分の力が「伸びる」一年にしたい。
伸ばしても伸ばしても切れない餅を口に運びながら、そう思いました。
 
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<このコーナーは新人の矢島悠子久保田直子中村昭治が担当しています。>
 
    
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