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  Reported by 久保田直子
社会人になって最初の夏がやってきました!
夏といえば、花火・海・かき氷・・・そして「夏休み」!!
う〜ん、いくつになってもこの言葉を聞くとワクワクしてきます☆
そこでふとわいた疑問。
「アナウンス部の先輩方は一体どんな夏休みを過ごしているんだろう!?」
何をしたらよいのやら迷っていた私・・・・これは早速聞いてみねば!!
そこで、夏休みには珍しい土地を旅するらしいと噂の西脇アナウンサーに聞いてみました。
 
久保田:   西脇さん、夏休みの過ごし方教えてください!
西脇さん:   毎年夏休みには「何か無茶をしよう」と決めてるんです。交際相手もなく、ここ何年も基本は一人旅なものですから、「だったら誰かと一緒では行きにくいだろう」という場所ばかり巡ってきたんです。モンゴルで1週間テント暮らしとか、モロッコにホームステイとか、タイでマッサージ学校に行くとか。
そして今回は、なぜかブータンに行ってきました。
久保田:   テント?マッサージ学校?確かに無茶!そしてブータン・・・なんでまた?
西脇さん:   ブータン王国は長年、事実上の鎖国状態だった国で、観光客が入国できるようになったのはつい最近のことなんです。だから、国内には昔ながらの古きよき暮らしが根強く残っている。そしてそこに住む人々の笑顔はなによりまぶしい。そんな話を聞いて「一刻も早く行かなくては」とブータン行きを決めたんです。
久保田:   凄い行動力!
西脇さん:   日本からは直行便はなく、バンコクに一泊したうえでインド・カルカッタ経由で入るという長い道のり。
そしてたどり着いた先は・・・。 風景が、日本っぽい。それが第一印象でした。


パロ市街
    緑の山々、木で作られた家並み。雄大な景色に目を奪われつつも、どこか懐かしい気がする風景に心が和みます。
久保田:   正に雄大って言葉がピッタリですね〜。そして雲がとにかく近い!!
西脇さん:   でもよく見ていくと、ブータンならではの光景が広がっているんです。まず、アーチェリー。 ブータンではサッカーと並んでもっとも人気のあるスポーツなんだそうです。
週末になると街中の空き地で、地元チームの対抗戦がよく行われるそうで、僕も空港から市内へ向かう途中遭遇しました。
遠くにある小さな的めがけて矢を的中させていく。 その姿は、ちょっと変な例えかもしれませんが、ゴルフの試合を見ているような気がしました。

 
アーチェリー


アーチェリーを応援する人々
    そして、美しいブータン建築の数々。


ブナカ


国会議事堂
     とにかく建物に施された装飾、細工が細かくて美しいんです。
何軒も何軒も、寺院を始め建築物を見に行ったんですが飽きることがない。
建築空間に吸い込まれてしまうという感じなんです。
久保田:   これを実際に見ることが出来た西脇さんが羨ましくなりました〜。
西脇さん:   特に断崖絶壁に立っている寺院、タクツァン僧院の姿には息をのみました。 寺院のたつ山の向かいの山に登って見学したのですが、標高は3000メートル近くですよ。
どうやってあんなものを作ったのか、ブータンの神秘を目の当たりにした瞬間でした。 ただ・・・。 この登山のときに私、倒れてしまって・・・。この記念写真もなんだか青ざめているように見えませんか?

 
タクツァン
久保田:   寺院凄いですね!本当にどうやって作ったんだろう??そしてその前に映る西脇さん、本当に体調悪そう・・・。
西脇さん:   ほんとにつらいんですよ、標高2500メートルから3000メートルという高さで坂を登るのが。
空気が薄くて、いくら息を吸っても体が重くて。 しかも前夜はブータンの農家にホームステイした私は一晩中蚊に刺されつづけて、ほぼ一睡もしていませんでした。本当に一晩中蚊の羽音が耳から離れないんです。
久保田:   ぷぅ〜〜〜ん ぷぅぅ〜〜ん・・・・・聞いただけで痒くなってきました!!
西脇さん:   さらにこのときくらいから、ブータン料理をうまく食べられなくなっていて・・・。ブータン料理って、基本は唐辛子なんです。青い唐辛子。辛いです。でもこれがほぼ唯一の野菜です(最近は徐々にバリエーションが出てきているようですが)。唐辛子をチーズで煮込んだ料理をおかずに大量のご飯をかきこむ。


料理
     このブータン流の食事を無理して続けたせいもあって(通常、観光客はあまりこうしたものを食べず、欧米流メニューを選びます)、高山でふらふらになり、旅の後半は幽霊のようになってしまってました・・・。
久保田:   西脇さんはトコトンやる方なんですね!!
西脇さん:   この旅をとおして実感したのは、「ああ、もう僕も若くないんだなあ」ということ。昔はこれくらいの無茶は大丈夫だったのになあ。これからはあまり無茶できないのかなあ。 でも、ブータンの美しい景色の数々は今も胸のなかできらきらと輝いているのでした。
久保田:   いやいや!これからも無茶し続ける西脇さんでいてください!西脇さんの瞳がいつもキラキラしている理由が今回ちょっとわかった気がします。素敵なものを実際に見て触れて、心がいつも動いているからなのかも・・・。興味だけでは終わらせない!無茶=行動力☆私も、夏休みだけではなくいろんな時に無茶したい!!そんな風に思いました。
 
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<今回からこのコーナーは新人の矢島悠子久保田直子中村昭治が担当しています。>
 
    
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