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7月末のある日、アナウンス部になんと海外から取材クルーがやってきました!
韓国の放送局MBC(韓国文化放送)です。今回の取材の目的は、角澤アナウンサーのインタビューだというのです!
2002FIFAワールドカップでは、何といっても韓国の大躍進(決勝トーナメントでイタリアもスペインも破ってのベスト4!)があり、国民の熱狂的な応援がありました。

その準々決勝「韓国」対「イタリア」戦の日本向け放送を担当した角澤アナウンサーの実況が在日韓国人の方々の間で話題になり、MBCの東京特派員がその様子を韓国国内向けにリポートしたのです。
「日本人がこんなにも友好的な態度で韓国を応援してくれている」ということに新鮮な驚きがあり、大きな話題になったそうです。


今回のインタビューは、8月13日の韓国での特番で放送されました。
8月13日・・・韓国にとって「開放」の日。
これまで、この日に向けた特番では、日本の植民地問題、靖国問題、教科書問題、など日本にとって批判的な内容のものがほとんどでした。

しかし、今年の「開放」の日は違います。
2002FIFAワールドカップを経験したことで、ポジティブにこれからの日韓関係を考えていける、そんな空気が韓国国内に漂っているんだ、とディレクターのソン・イルジュンさんは言います。
その、前向きな日韓関係の一端を担う一つの象徴として、今回、角澤アナウンサーを取材することになったのだそうです。
 
ディレクターのソン・イルジュンさん

海を渡っての取材に、角澤アナウンサーは「わざわざ韓国から取材に来てくれるなんて…。本当にびっくりした」。
そして今回の取材を受けての感想を尋ねると、
「あの試合は自分が携わったサッカーの試合で、間違いなく1、2番に入る印象的な試合でした。
もし、あの放送がほんのちょっとでも韓国と日本の距離を縮めることが出来たなら(自分なんて微々たる力ですが…)嬉しいです」とのこと。

恐縮しながら答える角沢アナ いつもと勝手が違って緊張しました

そして、インタビュー終了後に、ソン・イルジュンさんに角澤アナウンサーの印象を聞いてみました。
「角澤アナウンサーは、とっても素晴らしい人だ!角澤さんが普段と変わらぬ気持ちで実況したものが、韓国の気持ちが分かる実況だったということは、とても素晴らしいこと。こういうことこそが、これからの日韓の明るい未来になるんだ」とかなり熱く語って下さいましたよ。

電波に乗せて空を飛んだ「言葉」は、
しっかりと、異国の地に「気持ち」となって根をおろしたようです。

 

 
 
    
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