子供たちが生まれてからこれまで・・・長男１２歳次男６歳になったが、
実はず〜っと私が髪の毛をカットしている。
ずっと・・・と言ったら正直、うそになる。というのも長男は一度だけ私の通っている美容院で カットしていただいたことがある。
長男はいつもの、おそらくいわゆる”坊ちゃん刈り”と言われるヘアスタイルとは違う、短髪でそれでいて、とってもおしゃれな今風のヘアスタイルをとても気に入っていたようだった。
でも・・・何故かその後、また私が切っている。けっしておしゃれじゃないし、そう、何度も言うが”坊ちゃん刈り”なのだ。
それでも、長男の髪は多くて黒め、次男の髪は細くて茶色・・・と髪の質が違うせいか、二人のヘアスタイルにもそれなりに違いが生まれている。

使っているハサミは２本、いわゆる普通のハサミと、すきバサミ。
え？それだけ！？・・・そう、それだけ。あとは床に髪が落ちないように新聞紙を敷いて、服に髪の毛がつかないようにヘア用のエプロンをさせる。
たまに、カット中に髪の毛が引っかかったまま私が引っ張ってしまい、「痛い！もうやだ！」とむくれられることもあるが、なんだかんだ言いながらも、そう、息子と私のコミュニケーションのひとつになっている。

私なりのコツは前髪はハサミを立てて切り、まっすぐに、パツンとならないように切ること。
一度、切りたての髪で学校に行った、当時小学１年生だった長男が「女なのか男なのかはっきりして！」とクラスの女の子に言われたと、涙目で私にお風呂で訴えたことがあった。
それ以来、かわいすぎず、短すぎない前髪にはこだわっている。
それと、耳の周りのカットが一番難しくて、ここが自分の中でうまくいくと、有頂天になる。笑

おそらく、近い将来、思春期に入るだろう長男からは「美容院に行きたんだけど！」と切り出され、
鏡の前に立つ時間も、もしかしたら息子の方が長くなる日が来るだろう。

それまでは、私のひとつのコミュニケーション手段である。