2歳7ヶ月の娘。
このところ、よくしゃべるようになり、やり取りが楽しい今日この頃です。
しかし。
このところ娘がこういうのです。
「ブラジャーいやいや。取って~」
言い分を翻訳すると、
「おっぱいを触りたいけど、ブラジャーして硬いのはいや。生で触りたいの」
ということのよう。
あられもない話に、失礼いたします。
おっぱい大好きの娘。卒乳するのにも時間がかかり、
さよなら出来たのは8月15日。2歳4ヶ月のことでした。
なぜ日にちまでしっかり覚えているかというと、涙の母子ストーリィ。
おっぱいの執着度合いというのは、子どもにもよるのですが、
執着しない子は、ご飯を食べるようになると、おっぱいよりご飯!と
あっさり卒業したりするようです。
娘はというと、かなり大好き派。
これまでに数度、断乳を試みたのですが失敗。
(※断乳とは、その日限りでやめにすること。
卒乳とは、子どもが自分からおっぱいを卒業すること)
断乳は、3日~1週間の間、子どもが泣いてもおっぱいをあげなければ
諦めておっぱいを卒業する、というのが定説。
しかし、娘はネバーギブアップの精神で、1週間経っても大泣きでした。
そして泣いてもダメだと思ったのか、今度は下痢をしたり、熱を出したり。
断乳の度に体調を崩し、結局元通り。
母子ともに眠れない夜が幾度続いたことか。
(この当時、2~3時間おきに起こされていました)
2歳になり、体重は15キロ目前。
小児科の先生にも「4歳並み」と言われたある日。
意を決して、娘に告げました。
「きぴちゃん(娘のこと)。あと1ヶ月後の8月15日におっぱいをやめよう」
母の真剣な眼差しに、本気を感じたのか、こくりと肯きました。
それから毎日カレンダーの前に行っては、
「この日でやめるのよ」と8月15日を指差し確認。
あと何日とカウントダウンして、1週間を切った頃、娘はこう言いました。
「きぴちゃん、おっぱいやめない」
一瞬おののきましたが、そこは負けていられません。
十分飲んだから、もう卒業だと言い含めて、迎えた当日。
いつものように飲もうとしたところ、
「今日が8月15日だよ。おっぱいは、さよならなの」と言うと
ちょっとびっくりした表情で、おっぱいから離れました。
意外とあっさりした"さよなら"に、こちらが拍子抜け。
おっぱいがなくても、笑ったり泣いたり、食べたりウンチしたり。
そして、よく眠るように。
「おっぱいのない」普通の生活が、穏やかにやってきました。
ところが、1ヶ月ほど前から「おっぱい触るの」と言いだして。
朝起きたとき、保育園から帰ってきたとき、夜寝るとき…
飲まなくなっても「おっぱい大好き」には変わりないのですね。
この頃、思うのです。
もう無理して離さなくてもいいんじゃないかな、と。
私の、なんてことないおっぱいだけれど、
こんなにも大好きで、必要としてくれるのですから。
今日も「ブラジャー取ってぇ~」にいそいそと、応えるとしましょうか。
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