温暖化と言いながらもさすがに寒くなってきました。
そんな中、神奈川県は丹沢のキャンプ場で
息子(6歳・年長)と修行をしてまいりました。
何となくアウトドアは好きですが、キャンプとなると実は初体験。
特に道具があるわけでも無く、全て借り物ですませました。
つまりレンタルです。 |

無心に金づちで石を打つ息子。
面白い…らしい。 |
土曜の朝の担当番組(やじうまプラス)が終わってから自宅を出たので、
キャンプ場に着いたのはもう夕方。
先ずは寝る場所を確保しなければなりませんが、
テントの組み立て方が分かりません。
おまけに息子は手伝う気ほぼゼロ。
なんとか形になった時はもう真っ暗でした。 |

一見豪華ですが、メニューは白米と野菜のみ。 |
しんしんと冷えてくるしお腹はすくし、急いで火をおこして食事です。
なるべくシンプルなものをと考え、
キノコを中心に野菜を用意しご飯を温めました。
調味料は醤油だけ。
でも自然の中だとこれが美味しいんですね。 |

テントの中です。寝袋も借り物。
とにかく寒い! |
息子の遊びは木の枝を拾ってきて燃やすこと。
いつまでも遊んでいたいようでしたが、
まあ私がやる事が無いので強引に寝ることにしました。
山の中で携帯電話も通じないのです。
親子で結構な厚着をしたのですが、
寒さが身体の芯まで攻め込んできます。
特に地面ですね。下からの寒さが厳しかったです。 |

午前6時、朝のテント。
奥で寝ているのが息子です。 |
夜の9時に寝て、私は2時間ほどで起きてしまいました。
理由は……寒いから。
朝が早く来ないかな、と祈るような気持ちになりました。
そして一番の心配は息子の身体。
凍死していないか、時々寝息を確かめました。 |

テントの中の私。
セルフタイマーで撮りました。 |
そうこうしているうちに朝の7時ごろに息子も目を覚ましました。
「あついあつい」と言いながら寝袋を出てきたので、私もひと安心。
なんとか親子で生き延びた次第です。 |

鍋。昨日の残りの野菜と味噌とウインナーです。 |
起きたら朝食、これ人間の基本です。
火をおこして鍋に湯を沸かします。
ちなみに水は湧き水。
すぐ目の前の川に美味しい水が注ぎこんでいました。
ウインナー入り味噌汁を満足そうに食べる息子の顔を見て、
私も大満足です。 |

次はおもち。わるくないですね。 |
味噌汁の鍋を下ろし、網を乗せてお餅を焼きました。
軍手をはめて息子に焼いてもらいましたが、
これもひとつの遊びということで楽しそうでした。
調味料は前述したように醤油のみ。
このシンプルさが男だけのキャンプの魅力です。 |

デザート登場!焼きバナナだぁ!! |
締めの時間が近づいてきました。
少しは甘いものも食べようではありませんか。
バナナをそのまま食べても面白くない。焼いてみました。
焼き加減が難しいものの、寒い朝にはピッタリの温かさで、
おまけに甘さも増して大正解でした。 |

川の向こう、真ん中よりやや右から湧き水が出ています。 |
家で留守番をしている家族へのお土産は湧き水です。
ペットボトルに入れて合わせて4リットル持って帰りました。
舌の上を柔らかく流れる、自然の甘味が感じられる水でした。
物より思い出、物より自然。
子供だけじゃなく大人にもやっぱり自然って必要なんですね。
清々しい気持ちになる一泊二日でした。 |