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カーリングの日本女子代表チームの5人は、オリンピックで戦う厳しさの中で何かをつかんだようです。初戦。最後の第10エンドまでリードしていた日本は、アメリカのスーパーショットで逆転負け。会場はアメリカの大逆転で総立ちの歓声に包まれ、ただでさえ他国の選手に比べて小柄な日本選手たちを押しつぶしてしまいそうでした。
ここから苦戦が続いた。1点差や延長戦での敗戦。いつも、できていたことがうまくいかない。北海道・常呂町の幼なじみたちは、部屋に帰ると、悔しくて涙が止まらなかった。
「自信・スマイル・We
can
do
it」
試合前に手首に書いていた言葉は、負けるたびに、むなしくにじんでいる。同じ言葉を書いていた彼女たちはいつしか、それぞれが自分自身を励ます言葉を書くように変わっていった。
1つも勝てないかも…。そんな恐怖と戦いながら、第8戦のロシア戦で念願の初勝利。このチームで勝ち取ったオリンピック初勝利です。そして最終戦のデンマーク戦にも勝って8位入賞。ほっとした表情で、キャプテンの加藤が手首の文字を見せてくれた。
『自信』。オリンピックで失いかけていたものを取り戻すために書いたものだ。「チームワークはどこにも負けません。チームワークは金メダルです」。ほかの4人も同じ気持ち。自分たちの本当の力を出せず、悔しかった分だけ、彼女たちのチームワークはぎゅっと深まったようです。
<この原稿はデイリースポーツにも掲載されています。> |