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佐々木正洋
激録24時という警察のスペシャルものがあったんですよ。石井アナウンサーがリハーサルのときに「今日起こったことを上空ヘリコプターからリポートしてまいります」と言った。
僕がそれ、おかしいよと。「起こった」じゃなくてこれから起こることを伝えていくわけだから。
視聴者は言葉の一字一句を聞いてなくても、感覚的にあっ変だなというのが分かる。かなり鋭いですよ。
寺崎貴司
なるほど。
佐々木正洋
見ている人たちがいかに心地よく、発表者のコメントを耳にできるか。そういうところが結構勝負じゃないかな、テレビって。普段の会話ならあまりそういうことに気を取られることはないと思うけど。普段からよほどしゃべり込んでおかないとフリートークできないよね。
勉強をしておかないとダメだろうなって思いますね。
高橋真紀子
私も入社8年目ですけど・・・いろいろな番組でいろいろなものを必要とされます。
どれも器用にやらなければならない。生放送の番組、収録もの、イベントやパーティの司会などなど。
“ボケと突っ込み”ももちろん必要だし、きちんと伝えるものは伝える。ほんとに“器用さ”を求められますね。
私も入社8年目なんですが・・・
武内絵美
女性は特にそうですよね。
寺崎貴司
ははあ、8年の芸歴がそれを言わせるという(笑)
ははあ、8年の芸歴が・・・
高橋真紀子
芸歴ですか・・・かも知れません(笑)引き出しをたくさん作っておくことが必要ですね。
佐々木正洋
フリートークができないとなると、これからのアナウンサーっていうのは立ち行かないですよ。文化人がいる、タレントさんがいる、いわゆるキャスターといわれる人たちがいる。とにかくありとあらゆる職種の人たちと、対等に画面の中では渡り合っていかないと番組としてもおもしろくないし、「こんなアナウンサー出すなよ」、ということになったら番組を台無しにしてしまうでしょ。
武内絵美
自分にしか言えないフリートークや自分にしか言えない発言があってこそ、自分がそこにいる意味があると思います。ただ出過ぎると自分のことばかりになるので、引きすぎず出すぎず、いい塩梅でフリートークするのが自分の今の課題かもしれないですね。
自分にしか言えない言葉・・・
佐々木正洋
そしてトークにも相手がいますよね、相手がどれだけきらきら光ってしゃべれるかっていうのも、これはフリートークですよ。相手がいい気持ちになって、盛り上がってくれれば番組全体が引き立ってくる。
そうなれば、そこにいるアナウンサーも引き立ってくる。“話上手は聞き上手”昔から先人が語ってきましたけれど。

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