取材・文:中村裕一 今回のインタビューは前編・後編のお得な2本仕立てです。 インタビューのゲストは国吉伸洋アナと中山貴雄アナ、実況研修を終えたばかりの萩野志保子アナを迎え、「プロ野球討論」マンスリーインタビューを行いました。
やっぱりすごく野球を知っているので、一緒に仕事をさせてもらって楽しいです。僕はまだまだ未熟なんで、落合さんの持つ魅力をいかに引き出せるかが課題ですね。 打ち合わせといっても、バラエティー番組などの収録前にするものとはまた違いますよね。どんな話をして臨んでいるんですか? まぁキャンプとかで一日中いっしょにいたりするから、そこでどういう話をすればしゃべってくれるのか、どんな話が好きなのか傾向を自分なりにつかんでおくというのはあるよね。今年は落合さん以外に広瀬(哲朗、元・日本ハム)さん、松岡(弘、元ヤクルト)さんという新解説者が加わったし。 そう考えると、すべてにおいて蓄積のたまものという感じですよね。 解説者の方が試合中に注意してくれたりするのはよくあることですけど、ある解説者の方が「ワシがテレビ朝日の解説の中で唯一、怒ったことのないアナウンサーが国吉だ」と言ってましたよ(笑)。 イヤイヤ…(笑)。 これはもう性格なんだろうけど、コメントも「そうですね~」から入る人もいれば「いや~」から入る人もいるし「う~ん」と沈黙から入る人もいるし(笑)。 試合後はだいたい一緒に食事に行くことが多いんですか? みなさん飲むし食べるよ。普通じゃないよ(笑)。まともにつきあってたらホントに体壊すよ(笑)。特に落合さん。 落合さんの食う量にはびっくりしますよ(笑)。 は食べないし、昼もラーメン一杯とかそんなものなんだけど、夜になったらもう溜め食い。 メインディシュが3回くらいありますもの。ある時なんかスープ、きしめん、きしめんサラダ、かつおのたたき、ステーキ、空揚げと(笑)。確かサラダの後に稲庭うどんを食べましたね。ホントですよ。さらに「あ、そういえば白いごはん食べてなかった」と言って、ご飯に味噌汁、おしんこで締める、という(笑)。 毎日晩めし3時間ですからね(笑)。それにしっかり寝ます。12時前にはもう床について、朝10時まで眠ってますよ。やっぱり良く寝て良く食べる、というのが45歳まで20年間現役生活を続けた秘訣なんでしょうね。 落合さんの解説も含めて、テレビ朝日の今年のプロ野球中継はいいムードになってると思いますよ。こっちがちょっと変な質問をしても「いやそれは違いますよ」と言ってくれる雰囲気というか。相手に「う~ん」と考え込まれるよりも、それだけでも会話になるじゃないですか。それは大事なことだと思いますね。 局、他局問わず気になるアナウンサーというのはいらっしゃいますか? 日本テレビの船越さんは僕、けっこう好きなんですけど。 僕はやっぱりABC(朝日放送)の武さん。あの方が持つ野球眼の鋭さと、ここぞという時のコメントはすごいと思いますね。そういうプロ意識は見習いたいです。
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