1. top
  2. 2014年アナウンサーカレンダー発売!!

こんなに奥が深い!「日本の伝統もよう」

こんにちは。佐分です。
2014年女性アナウンサーカレンダーに載せている「日本の伝統もよう」。
ご覧になった方も多いと思いますが、
このもよう、私と、市川アナウンサー、上宮アナウンサーの3人で選びました。

よく知られているオーソドックスなものから、ちょっと珍しいものまで、
幅広く取り入れるようにしました。
また、何月のページにどのもようを載せるかに気をつけて、
季節に即したもよう選びをした・・・、つもりです!

多くのもようの選択肢を提供し、監修して下さった、
「小紋屋 高田勝」の高田さんに、
この場を借りて、改めて感謝いたします。

さて。
今回掲載している「もよう」は、
きものの中でも、「小紋」という普段着の着物に使われるものです。
食材や草花など、昔の暮らしの中での、
身の回りのものをモチーフにしているものも多いんですよね。

私は、実家が着物屋ということもあり、
子供の頃から色々な種類の着物を目にすることの多い環境で暮らしてきました。
中でも、やはり、きもの全体を一つのキャンバスと捉え、
そこに模様が「一枚の絵」のようにあしらわれた(「絵羽模様」といわれますね)、
豪華で存在感ある振り袖や訪問着などに、つい目や興味が行きがちでした。

しかし今回、小紋という「普段着のきもの」に使われるもようをじっくり見ることで、
そのもようの持つ意味や由来、
もようの名称に込められた洒落や遊び心など、
初めて知ることも多く、勉強になりました♪

素敵なもようがいくつもあるのですが、
今回掲載したものの中で、一つ、好きなものを挙げるとするならば・・・。
コレです!

「いとし藤」

いかがでしょう?
「い」が十個で「いと」し・・・って。
洒落っ気たっぷり(笑)なネーミングに、昔の人の遊び心が見えますね。

身近にあるものを「もよう」にし、
季節に応じてうまく衣装に取り入れて身に纏うなんて、
昔の日本人は本当におしゃれさんだったのね、と、
古き良き日本の文化に思いを馳せてみたり。
同時に、そんな「身近にある美しさ」を愛でる「心」を、
今のこの世でも大事にしなきゃ、なんてことを思ったり。

そんなことを考えながらのもよう選び。
とっても楽しい作業でした。

「このもよう、かわいいな」などと、
お気に入りのもようを見つけて頂くもよし。
また、解説部分を読んでいただけば、
必ずや、新たな発見があるハズです!

2014年は、ぜひ、アナウンサーの写真とともに、
「日本の伝統もよう」を存分にお楽しみくださいまし。

佐分千恵

このページの先頭に戻る