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開会式
  Reported by 宮嶋泰子
 
  Reported by 武内絵美

オリンピックはスポーツの祭典であると同時に、ほかの国や民族の文化や歴史を知る場でもあると思います。

これがオリンピック取材12回目になると言っても、すべての開会式を見ているわけではないのですが、今回の演出はとてもモダンでセンスのよさがきらきらと輝いていて、私はこれまでの夏の五輪の中では一番気に入りました。

会場に脚を踏み入れたときに、どきりとしました。
まるで北欧に来たのかと錯覚させるような静かな湖が目の前に広がっていたのです。
観客席に配られた鈴とペンライトで静かで涼しげな世界に早変わり。

 

開会にこぎつけるまで会場準備の遅れや停電、さらには労働意欲内市民の話ばかり聞かされてきたせいか、なかなかやるじゃないのギリシャ人というのが正直な感想です。
3000年の時空を越えて、変わらない人間の営みと大きく変化してきた環境を自分の中で反芻しながら大スペクタクルショーを楽しみました。
私の横では、松岡、栗山、福田のテレビ朝日オリンピック放送の三キャスターと今回テレビ朝日の特別番組のためにアテネ入りしている福山雅治さんが開会式を食い入るように見つめていました。
とにかく熱いキャスター陣。
カウントダウンの時にはヒートアップ。
 

小松、武内両アナウンサーもこの開会式には興奮したようです。
武内アナの感想です。
 

あの演出を考えた方にお会いしてみたいですね。
会場に初めて入った時に、あの水や何本も束ねられたワイヤーはどんな演出になるのか・・・と想像もつきませんでした。
終始あっけにとられていましたが、あの何トンもの水が一気に引いていく様は圧巻でした。
そして、各国の選手入場では会場から国に関係なく温かい拍手が送られ、スポーツを通して世界がひとつになっていることを実感しました。

武内絵美

選手団を見ていると、さまざまな環境の中でここまでくるために努力や工夫を凝らしてきた人々の思いが伝わってきます。
アフガニスタンやイラクからやってきた選手団に送られた温かい拍手。
 
イラク選手団入場

かつてはブレザー姿で一糸乱れず行進して入ってきた日本選手も今は一人一人がばらばらに気ままな歩き方で場内を回ります。
わずか十数年前、入場行進をしながらカメラ撮影をしたという理由で日本選手団から大目玉を食らった選手がいたというのが遠い昔話のようです。
 

さあ、本格的に競技が始まります。
競技の様子は番組などで詳しくお伝えしていきますので、このHPではちょっとした裏話など、テレビではお伝えできないことを是非伝えていきたいと思っています。
 

 
    
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