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あっと言う間のアテネオリンピック
  Reported by 武内絵美

初めてのオリンピックで、気持ちも荷物もあれやこれやと準備して行ったつもりでしたが、アテネでは良い意味でも悪い意味でも想像を遥かに超えた日々が待っていました。

 

時間的な拘束や移動時間の関係などで、現地にいるにも関わらず、競技を見に行くことが出来ないのではと思っていましたが、野球・ソフトボール・バレーボール・ホッケー・柔道・レスリングなどを見に行くことが出来・・・・その上、北島康介選手の200Mの金メダルや男子のメドレーリレーで銅メダルを獲得する瞬間を目の当たりにすることが出来ました。

全世界が注目する場で、日の丸が一番高い所に掲げられ、「君が代」を共に歌う瞬間は自分が日本人であることを再確認し、自分の力でないにも関わらず、日本と言う国を心から誇りに思うことが出来ました。

また、嬉しいことに毎日メダリストが誕生し、私たちのスタジオに来てくださる為、全ての作業が終了し、ホテルに帰るのが夜中の2時半過ぎ・・・、そして2、3時間の睡眠で再び出発するという日もありました。
わたしなんてまだ良いほうで、スタッフの皆さんの中には大会期間中、たったの2回しかホテルに帰っていない人もいた程です。
ホテル代がもったいない?!・・・それは冗談としても、睡眠時間の点から言えば本当に過酷な毎日でした。

しかし、睡眠にも代えがたい尊い瞬間にたくさん遭遇することが出来ました。
番組で取材をさせて頂いていた女子柔道の谷本歩実選手が金メダルを獲得した瞬間。

ソフトボールでは、勝たなければ決勝トーナメントに進むことが出来ない中国戦で宇津木麗華選手が満身創痍の中、渾身のヒットを放ち、「私が走る」と言わんばかりに代走の佐藤理恵選手をベンチに戻す仕草を見せた瞬間・・・。
普段あまり感動しない私の胸にも迫るものを感じました。

このアテネオリンピックでよい結果を出すことが出来た選手、出来なかった選手、それぞれいると思います。
しかし、このオリンピックは選手人生においても、一人の人間の人生においても一つの通過点だと思います。
今回の結果を生かすも殺すも、全てはこれから先に次第だと思います。
わたしは今回のオリンピックを再スタートとして、これかも皆さんを見つめていきたいと思っています。

オリンピックが終わって数日・・・
  Reported by 小松靖

オリンピックが終わって数日・・・
しかし、私は、「もうすぐメダリストがスタジオに来るからインタビューの準備しなきゃ・・・」という夢をいまだに見ます。
どうも緊張と興奮がさめやらないといったところでしょうか。

スタジアムで直前リポート  

でも、できることならその熱を冷ますことなく、トリノ、北京に持続させるというのも、なかなかチャレンジングでいいのでは。
テレビ朝日社内のオリンピック取材暦ダントツNo.1の宮嶋アナウンサーに続けとばかりに、私、ちょっと燃えてます!
アテネ、さようなら。そして、ありがとう!!!

テレ朝スタッフ集合 宮嶋さん取材中
怒涛のメダルラッシュ。
  Reported by 宮嶋泰子

怒涛のメダルラッシュ。
連日アテネスタジオは深夜2時過ぎまでメダリストをゲストに迎え大盛況。
五輪取材12回目を迎える私もこの忙しさは未知の世界でした。
このHPでももっとインサイドリポートをしたかったのですが・・・・・最初は少しばかり余裕があって毎日書いていたものの、体操の団体優勝あたりから俄然忙しくなり、後半はとにかく時間が無くて、結局原稿を書く時間すらなくなってしまいました。楽しみにしていた皆さんごめんなさい。

とにかく走り回ったオリンピックでした。会場から会場に分刻みのスケジュールで走って競技のはしご取材をしていました。

シンクロのチームが終わってほっとしたのか、発熱39度5分。病院に行くと即入院命令。点滴を打ちながら閉会式を放送しているテレビをぼんやりとみていました。海外取材での初体験がまたひとつ増えました。

シンクロチーム表彰式 シンクロデュエットメダリスト シンクロチーム銀!
     
 

今回取材をして一番印象に残った選手は、ジャマイカからスロベニアに国籍を変えて出場した陸上競技短距離のマリーン・オッティー選手。

女子100mで一世を風靡し、アトランタ五輪では銀メダルを獲得したオッティーも、この五輪では惜しくも決勝に進めませんでしたが準決勝まではしっかり残りました。44歳になっても相変わらずのダイナマイトボディーでした。

「私は走ることを愛しているの。だから続けられるのよ。あと2年は現役を続けるわ。」この言葉に圧倒されました。

情熱をかけるものがある人は強く美しい。年齢に関係無く・・・・・・・・

さあ、まだまだがんばるぞー。

 
    
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