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8月27日 オリンピックの感動!!
   上宮菜々子

北京オリンピックが終わってしまって数日。
毎日毎日精一杯ゴールに向かっている選手たちを見て、
どれだけ心に熱いものをもらったかわかりません。
4年に一度しかないこの夏季オリンピックは、
独特の熱気と選手たちの一途な眼差しで、
世界中の人に忘れていた純粋な情熱を取り戻させてくれました。
そこで、今回はこの質問に答えたいと思います!
「みなさんの心に残ったオリンピックのワンシーンを教えてください!!」  

 

寺崎貴司アナウンサー
やっぱり 北島の100m!!
世界新記録を叩き出した瞬間でしょう!!

8月11日(月) 私は 【ワイド!スクランブル】第一部の放送中で、スタジオにいました。
この水泳 男子平泳ぎ100mのLIVEはNHKが中継の放送権を持っていました。
そのため、ウチの番組ではとにかくLIVE放送後、いち早くレースの映像を放送すべく、準備していました。

そして、番組中に 北島がトップで泳ぎ、見事金メダルを獲得する映像が飛び込んできたのです。
スタジオで番組中に視聴者の皆様と同時進行で見ながら、とにかく 北島の圧倒的な速さ、そして芸術的なフォームに鳥肌が立っていました。
更に、もう一つ 鳥肌が立ったのは、LIVEで放送したNHK以外で、一番早くこのレースをお伝えできたこと!!
つまり【ワイド!スクランブル】も金メダルを取ったのです。

このあと、北島のインタビューが入ってきましたが…この場面も印象に残りましたねえ。
北島 思わず涙声になりながら「何もいえねえ…」  

北島のおでこに上げたゴーグルが金色に輝き、そこにインタビューしているテレビ朝日の中山アナウンサーの顔が映っていました。
「北島もすごかったけど、中山もいいインタビューしてるなあ…」と、やっぱりアナウンサーはアナウンサーの仕事ぶりも気になりますね。

         

北島康介選手の泳ぎには間違いなく日本中が夢中になりましたよね!
「日本列島」が息を呑んで釘付けになっていた気がします。
私は番組後のスーパーモーニングのスタッフルームでレースを見ていたのですが、いつもうるさいスタッフルームがピタッと静まり返り、どこからとなく「頑張れ、頑張れ」という小さい声が漏れ、ゴールした瞬間にみんなガッツポーズが一気に爆発!
有限実行の北島選手が格好良いということと共に、みんなが一体となって、勝利を純粋に喜べるオリンピックは本当に素晴らしいと感じました。

 

佐々木亮太アナウンサー
「陸上男子200メートル決勝での、ボルト選手の全力疾走。」

圧倒的な強さで100メートルを世界新記録で制した、ジャマイカのウサイン・ボルト選手。
その100メートルでは、本職ではないにもかかわらず残り20メートルほどから観客席に対してアピールするなど、かなり余力を残しているように感じました。

そして本職の200メートル。
彼は予選でもやはり明らかに余力を残していました。
そんな中で出たボルト選手のこの一言。

「次は全力で走るよ。」

オリンピックの舞台で、まさかこんなコメントが出るとは思ってもいませんでした(笑)
そして、全力疾走したボルト選手はやはりとてつもない速さで、200メートルを世界新記録で制しました。
わずか19秒30の短い時間でしたが、あのコメントが僕の中で伏線となり、結果の彼の桁外れの速さ、忘れることができません。

ボルト選手も圧倒的な強さで、人々を魅了していましたよね。
ジャマイカで「ボルト記念日」が設定されるかもしれないということにも頷けます。
ここ!という一点に自分の集中力を高め、最高のパフォーマンスをする。
まさにボルト選手の走りはそういう印象を受けました。


久保田直子アナウンサー
オリンピックの期間中、テレビの前で胸が熱くなりっぱなしでした。
心に残るワンシーン・・・
沢山ありすぎて選びきれないのですが、中でも涙が止まらなかった試合がありました。

女子レスリング72kg級で銅メダルを獲得した浜口京子選手。
メダル獲得後の場面が忘れられません。

そのまま応援席に駆けあがり、涙ながらに母・初枝さんとぎゅっと抱き合う姿。
そして、身を乗り出して「京子〜!京子〜!!」と、歓喜の雄たけびをあげる父・アニマル浜口さん・・・

見ていて、4年前のアテネ大会を思い出しました。
オリンピックで初めてメダルを手にした浜口選手が、真っ先にアニマルさんのもとにメダルを届けた場面。
負傷した片目を青くパンパンに腫らしながら、それでも満面の笑顔で、
「お父さんオリンピックの3番だよ!!」
そう言いながらアニマルさんの首に銅メダルをかけてあげたんです。
くしゃくしゃになるアニマルさんの表情・・・

それから、4年。
アテネからの道のりは苦しい試合が続いて、“もうレスリングができないのでは”と思う程落ち込んだ事もあったそうです。
でもメダルを手に、「自分を信じてきてよかった。お父さんにメダルをかけてあげたい。」
そう話す浜口選手は、本当にホッとした表情です。

苦しい中でも自分を信じて頑張り抜くって、とても大変な事ですよね。
自分を考えてみると・・・う〜ん、とてもとても出来ていません。
でも、そんな自分にも“自分を信じよう!前を向こう!”と思わせてくれたのが、浜口選手の姿でした。

そして北京オリンピック前、GET SPORTSの取材で・・・
「うるさいお父さんだなと思う時もあるけれど、弱気になっている時には明るくしてくれたり、その場に応じて私の力になってくれるんです。いつだって、“一緒に戦っているんだな”って思うんです。」
そう話してくださった浜口選手。

親子並んで、同じ夢を追う。
時に気合!時に笑い!
とっても熱くて、素敵な親子。

これからも、きっと私たちに勇気を与えてくれることでしょう。
銅メダルおめでとうございます!

本当に数え切れない選手と家族の固い絆を、オリンピックを見ていて感じることができました。
全ての人は、人によって支えられ生かされている。
こんな当たり前なことが、こんなに大事で、こんなに愛しいとはオリンピックを見るまで私は忘れていました。
何かにつけて躓いたり、転んだりしている私を、振り返るといつも家族や友人が起こしてくれています。
オリンピックはただ世界一を決める舞台ではないんですよね。
色々な形の愛も、選手を通して学ぶことができました。
 
Q&Aの紹介
 
 
こんにちは! いつも質問メールありがとうございます。
このコーナーでは皆さんのご質問にズ・バ・リお答えします。
番組のこと、テレビ局のこと、ニュースのこと、○○アナウンサーのこと、いろいろと皆さん疑問に感じていることに、テレビ朝日のアナウンサーが直接このコーナーでお答えします。皆さんからの質問をお待ちしています。
なお、上宮菜々子が責任を持って担当します。よろしくお願いします。
 
 

    
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