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9月7日 |
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「夏バテ防止の食事方法」とは・・・!? 櫻井アナに聞きました!! |
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「暑い日が続きますが、アナウンサーの皆さんはどのような食事方法で体調を管理されているのですか?」
(東京都 U. Y. さん)
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前回は、宮嶋アナウンサーのオススメ夏バテ防止メニューをご紹介致しましたが、
第二弾は櫻井アナウンサーに聞きました!!
以前から、「櫻井アナは料理がお得意!」というお話を耳にしていたので、
今回教えてもらうことにしました。
9月になったとは言え、まだまだ暑い日が続くこの頃。それでは早速ご紹介します♪
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櫻井健介アナウンサー・オススメの「夏のお食事」メニュー:
櫻井健介 |
先日、堂ちゃんから「クエスチョン?」を頂きました!
愛しい後輩・堂ちゃんからの依頼とあって、もちろんひとつ返事で快諾!
クエスチョンの内容を聞くと「夏バテ防止料理について」とのこと。実はこう見えて私(普段、どう見えているか分かりませんが・・・)、「食」に対するこだわりが凄く強いんです! |
食べることはもちろんのこと、料理することも大好き!将来的には小料理屋を開きたいとさえ
思っているほどなんです。学生時代はスポーツ栄養学をかじり、入社当初は料理研究家の土井善晴先生、磯野貴理子さんと一緒に料理番組を担当していたこともありましてね。アハッ。
えっ、人は見かけによらないですって?ほっといて下さい(笑)。 |
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まぁ、そんなことはさておき、自称「グルメで味っ子」の私が夏バテ防止料理をご紹介します!
夏バテ防止料理のキーワードは「ビタミンB1」と「ミネラル」です。
夏バテ防止に効果があるという「ビタミンB1」を多く含む豚肉や夏野菜中心に、
疲労回復や新陳代謝活性に効果がある「ミネラル分」を含む梅やトマトで夏を乗り切りるべし! |
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では早速、今回作った料理の献立を見て頂きましょう! |
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● 豚肉のしゃぶしゃぶ・オクラ、水菜添え
● 豚肉とさやいんげんのオイスター炒め
● ゴーヤ(苦瓜)とパイナップルのチャンプル
● けんちん汁
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☆ 簡単レシピ ☆
● 豚肉のしゃぶしゃぶ・オクラ、水菜添え
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これは簡単。沸騰しただし汁(またはお湯)で、豚肉をしゃぶしゃぶ。
牛肉に比べ、豚肉はしっかり火を通す必要があるので赤味がなくな
るまででで
まで茹でます。
⇒
オクラ、水菜は生でも食べられますが、サッと湯通しをして氷水に取ると
余計な青臭さが消えて食べやすくなりますよ!
⇒ あとは市販のポン酢や胡麻だれをかければできあがり!
※
エネルギーの源となる糖質の分解を助けるビタミンB1を多く含む
豚肉に、ビタミン類やミネラル分豊富で整腸作用のあるオクラ、
食物繊維の水菜を一度に効率よく食べられる 一品です。
ごはんによく合います! |
● 豚肉とさやいんげんのオイスター炒め
⇒
フライパンに胡麻油を敷き、風味付けにみじん切りしたニンニクと生姜を
炒めます。
⇒
ニンニクと生姜が色づいたら一口サイズに切った豚肉とさやいんげんを
入れて炒めます。
⇒
あとはお酒と塩とオイスターソースで味を調えるだけでできあがり!
※
甘めの味付けがお好みなら、塩とオイスターソースの代わりに
だし汁と砂糖、醤油で煮詰めて甘辛くするのも美味しいです!
こちらもビタミンB1豊富な豚肉と多くの栄養素を含むいんげんで
一石二鳥の一品! |
● ゴーヤ(苦瓜)とパイナップルのチャンプル
⇒
フライパンにオリーブオイル(またはサラダ油)を敷き、ゴーヤとパイナップ
ルを入れて炒めます。
このとき、ゴーヤの苦味が苦手な方はゴーヤを薄く切れば緩和されます。
またパイナップルは缶詰でももちろんOKですが、フレッシュなパインを
使えばみずみずしく自然な酸味と甘さが味わえます!
パインの甘味と酸味がゴーヤの苦味を緩和します。
⇒ 仕上げにレモン汁をかけてサッと炒めれば完成!
※ 熱を通したパインはちょっとという方も是非お試しあれ!
デザート感覚で美味です!
ゴーヤのビタミンCは加熱しても失われにくく、苦味成分の
「モモルデシン」は食欲の増進や夏バテ防止に効果が高いと
言われています!! |
● けんちん汁
⇒ もともと精進料理のけんちん汁にはお肉は入れません。
大根、人参、里芋、ごぼう、椎茸、豆腐、こんにゃく。
今回は舞茸をプラスしました!
舞茸はビタミンDを多く含み、免疫力の回復やガン予防になる食材です!
野菜を食べやすい大きさに切ります。
豆腐やこんにゃくは手で千切るのもいいでしょう。
⇒ 熱したプライパンに胡麻油を敷き、切った具材を入れて炒めます。
こうすることで具材をだし汁と合わせたときに煮込みすぎずに済みますし、
また香ばしさが出て美味しさが増すのです。
豆腐も側面を炒めることで型崩れしにくくなりますしね!
⇒ けんちん汁のだし汁は、基本昆布だし。
今回私は好みで鰹だしとの合わせだしにしました。
手間は掛かりますが、自ら昆布や鰹節でだしをとると風味が違いますぞ!
⇒ 炒めた具材をだし汁と合わせて火に掛けます。
そこへお酒を入れて、最後に塩と醤油で味付けします。
味付けの基本は「さしすせそ(砂糖、塩、酢、醤油、味噌)」。
今回は、醤油は必ず最後に。
※
料理の「さしすせそ」は味の浸み込み具合や風味に関わるので
順番通りが大切ですよ!
⇒ 仕上げに刻んだ薬味(ネギや生姜など)を乗せて出来上がり! |
食欲が落ちてしまいがちなこの時期、
少ない品数で効率よく栄養を取ることがポイントかなと思います。
素材の持つ栄養素を知り、うまく組み合わせることが夏バテ防止料理のコツ!?
食欲をそそるスパイシーなカレーも具沢山で食べられる夏バテ防止に持って来いの料理です。
今回ご紹介した料理はどれも素材の味を生かした簡単なものですので参考にしてみて下さい!
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栄養素「豆知識」コーナー ☆ |
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● ビタミンB1
ビタミンB1は、糖質をエネルギーに変えるときに必要な栄養素です。
詳しく説明すると、ビタミンB1は、ごはんやパンなど主食に含まれる「糖質」が分解され、エネルギーに変わるときに働く酵素をサポートします。
ビタミンB1が不足すると糖質が分解されず、
逆に乳酸などの疲労物質が溜まりやすくなってしまいます。
ビタミンB1はエネルギーを生み出す大事な栄養素、元気のもととなるのです。
しかもこのビタミンB1は、体だけでなく頭と心の元気のもとでもあるのです。実はビタミンB1不足は、集中力の欠如やイライラの原因にもなっているのです。
ビタミンB1の摂取
@糖質の分解を助け、エネルギーに変える。
A脳の中枢神経や手足の末梢神経の機能を正常に保つ
B精神を安定させる
ビタミンB1の不足
@イライラしたり、怒りっぽくなる。集中力が失われる。
A疲れやすくなる
B肝臓、腎臓の機能低下
● トマト
昔から西洋のことわざで「トマトが赤くなると医者が青くなる」と言われるほど
栄養満点!
トマトには、ビタミンやミネラルが豊富に含まれていて大脳の活動を刺激したり、
活性酸素を撃退します。
夏場は、火照った体を冷やす効果や疲労回復効果もあると言われています。
● ゴーヤ(苦瓜)
ゴーヤに含まれるビタミンCは加熱しても失われにくい。
苦味成分の「モモルデシン」は、食欲増進や夏バテ防止に効果があると言われています。
● 梅とお酢
我が家では「自家製の梅酢ジュース」で疲労回復を図っています。
梅にはカリウム、リン、鉄などのミネラルが豊富で、疲労回復や新陳代謝の活性を促します。
また薬効があり、利尿や健胃、解毒作用、精神安定などが得られます。
そこに殺菌効果があり、酸味(クエン酸、リンゴ酸)が食欲の増進や体内のアルカリ性を保つ役割を担うお酢を加えるのです。
作り方は簡単、青梅を一度冷凍庫で凍らせます。
凍った梅を瓶に移し、そこにお酢(黒酢)と蜂蜜を入れて寝かせるだけ。
梅を凍らせたことで自然な形で水分が出てきます。
できた梅酢は味が濃いので、お水や炭酸水などで割って飲むとGood! |
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櫻井さん、ありがとうございました!!どのお料理も美味しそう〜♪♪
栄養バランスもちゃんと考えられたメニューで、私も早速作ってみようと思います!
なるほど、夏バテ防止には、ビタミンB1が必要なんですね。
体の内面から疲れを取ってくれそう。
皆さんも櫻井アナのオススメメニューを
是非参考にされてみてはいかがでしょうか…!? |