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9月22日
森下アナの今回のオリンピックの感想を是非、教えて下さい。 |
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アテネオリンピックの実況ご苦労様でした。名実況の森下アナの今回のオリンピックの感想を是非、教えて下さい。
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福井県 Uさん
から |
岡田洋子
そこで、アテネオリンピックで、見事2つの金メダル実況となった森下アナに聞きました!
森下桂吉
強い日差しのアクアティックセンター。北島は初レースとなった100メートルの予選でいきなりオリンピックレコードをマーク。この時インタビュアーだった私は、タイムにも驚きましたが、戦闘モードに入った時のあの北島の目を間近に見て、今までの迷いがふっきれました。さすが北島、やっぱり北島だ。これはいける。そう思いました。
ところが、すぐにまた迷いだすところが凡人の悲しさ。その夜の準決勝で今度はハンセンが、北島の作った五輪レコードをあっさり更新。やっぱりこいつは強い。7月につくった世界記録はダテじゃない。
翌日夜の決勝、私は半信半疑の状態で放送席に座りました。このままではまずいなと思っているうちに、北島たちがいよいよプールサイドに姿を見せました。その時になってやっと覚悟が決まりました。北島だって勝利を確信している訳ではないだろう。ただ、勝ちたいという思いは誰よりも強い。そのことだけは確信しているはず。結果がどうなるかを心配するよりも、今はそのことだけで十分じゃないか。自分も北島と一緒にこのレースに挑戦しよう。そんな思いになってきました。
そしてレースはご存知の通り。後半北島がほんのわずかにリードしましたが、ハンセンの潜在能力も知っているだけに、ゴール板にタッチするまでハラハラしました。ゴールした瞬間「やっぱり北島」と実況したのは、二転三転した自分の思いへの決着の言葉だったように思います。
北島のレースで燃え尽きたとはいいませんが、ひとつの大きな仕事を終えたという充実感にひたっていた競泳の7日目。「大変なこと」が起きました。女子800メートル自由形で柴田亜衣選手が金メダルをとってしまったのです・・・。
岡田洋子
「短くていいですよー。」という私に一生懸命答えてくれた森下さん。
やっぱり熱い思いがこみ上げてくるのか、不慣れなパソコンに向かって人差し指一本で壮大な原稿を作成してくれました。
もーっと詳しくオリンピック実況の裏側を知りたいというあなたは、森下さんのパーソナルページを訪れてみてください。
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