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 9月15日  テレビ朝日アナウンサーの就職体験談!その6


高橋真紀子

新人女性アナウンサーのもう一人は村上祐子アナウンサーです。
すらっとしていて、一見おっとりしているようですが芯の強さを感じる村上アナ。
めまぐるしく変化する就職試験の経過も含めて教えてもらいました。



村上祐子

1.アナウンサー試験の内容・経過について

アナウンサーの試験日程は早く、年明け早々に行われます。今回は、去年実際に私が試験を受けた時の経過についてお話します。どの局でも、選考過程においてだいたい6〜7回面接等が行われます。

○書類選考
エントリーシートに写真(顔・全身の2枚)を貼り、志望動機、趣味・特技などについて書く。

○1次試験
面接官3人対1人の個人面接。自己PRの後、エントリーシートに沿った質問。時間は約2分。

○2次試験
面接官5〜6人対学生3人の集団面接。一人一人自己PRした後「どういう番組を担当したいか」「学生時代に打ち込んだこと」など、それぞれに同じ質問。時間は約15分。

○3次試験
筆記テスト。(時事問題、漢字テスト、SPI)

○カメラテスト(1)
ニュースステーションのスタジオで、実際にカメラの前で話す。自己PR・ニュースの原稿読み・VTRを見ながらの実況中継を行いました。

○カメラテスト(2)
自己PRは毎回行う。その他、突然パネルを3枚見せられて、それらをつなげて即興で一つのストーリーを作ったり、実際にスタジオにお呼びしたゲストの方にインタビューを行ったりしました。

○最終面接
役員7〜8名対学生1人。内容は今までの面接とほぼ同じ。
「志望動機」「学生時代に打ち込んだこと」などは、いつでも聞かれるので、予め考えておいた方が良いと思います。

上記のような試験が、約一週間のうちに行われました。局によって試験の形式は多少異なりますが、どこでも面接・筆記テスト・カメラテストが行われると思います。

2.就職活動について思うこと

就職活動は受験と異なり、内定における確固たる基準がありません。
その分、何に頼って活動すればよいのか分からなくなると思います。
私自身、就職活動を通して感じたことは「何が出来ればよいのか?」「放送局側は何を要求しているのか?」などと相手側を意識するのではなく、「自分が何をしたいか?」「何故それをやりたいのか?」ということを明確にし、最後まで「自分らしさ」を大切にして欲しいということです。
就職活動という非日常の中で「自然体」でいられることは、実は一番難しいと思います。
そのために必要なのは、自分らしくあり続けるための度胸をつけることではないでしょうか。
今の自分にとっての「100%」をいかに真っ直ぐに伝えられるかが大切だと思います。
急に200%を目指したり、逆に緊張して自分の50%しか出せなければ、本来の自分を自ら消してしまうことになります。偏差値のような数値の高さではなく、自分という枠組の中で何%かという問題だと思うので、どうか、自分らしさを大切にして下さい。

結果論として就職活動を語ることは出来ますが、私自身、実際去年の今頃は不安でいっぱいでした。そのような自分の支えとなったのが、アスクです。試験前、無性に不安になった時も、本試験中に自分を見失いそうになった時も、スタッフの皆さんを始めとして、講師の方々がいつも温かく接して下さいました。お陰でどんな状況でも自分を保てる精神力が身に付いたと思っています。アスクには技術指導の面だけでなく、精神的な部分まで本当にお世話になりました。

繰り返しになりますが、自分がやりたいことを明確にした上で、自分らしさを大切にして欲しいと思います。その中で、常に「アンテナを張り巡らす」ことを忘れないで下さい。毎日をただボーっと過ごすのではなく、例えば通学途中で花を見たら、頭の中でそれをテーマに何か一つ話を考えてみるとか、気負わず、自分の表現力で「日常」を楽しんでみて下さい。
何か特別なことを始めなくても、日常生活の中に、知らないこと、面白いことはたくさん転がっています。見聞を広めるためのヨコの視野だけでなく、タテの視野―例えば色々な人の立場に立って一つの物事を考えてみるのも面白いのではないでしょうか。私自身、そんなヨコとタテの視野を広く持てたらと思っています。これから本格的に就職活動が始まりますが、どうか広い視野で、自由に自分を表現して下さい。

【テレビ朝日アスクのホームページ】
http://www.tv-asahi-ask.co.jp/

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 9月14日  テレビ朝日アナウンサーの就職体験談!その5


高橋真紀子

前回に引き続いては、今年の新人で唯一の男性アナウンサー、安西陽太アナウンサーです。外からアナウンス部に電話をすると、
 「テレビ朝日アナウンス部です!」
 「安西君?高橋です。お疲れ様。デスクに代わってもらえる?」
 「はい!少々お待ち下さいませ」
と、丁寧すぎる!?受け答えをしてくれる安西アナウンサー。
体験記もとても丁寧に書いてくれましたよ。



安西陽太

9月になりました。
2年前の今頃は、8月から始まる東京キー局、大阪準キー局のアナウンス講習、アナウンスセミナーを受けていました。これらは、就職試験の前哨戦みたいなものに受ける人の間ではなっています。自分自身にどれだけアナウンサーに向いているかどうか知る場所でもあります。セミナーにもいろいろあって、受ける人たちがお金を払うものから、無料で局が開くものもあります。自分の実力を試す意味で、こういったセミナーに参加するものアナウンサーになる一つの方法だと思います。

同じ頃、私は神戸から東京まで自転車で旅行しました。よく大学時代の友達と名古屋や、淡路島などいろいろな所に自転車旅行をしていました。その時は、7日間と日程はとってもハードだったのですが、ガソリンスタンドやファミリーレストランで夜を明かしたり、雨が降る中6時間ずっと走り続けたこともありました。
私は、自転車旅行がとても好きだったので、ゴールの日本橋までたどり着いた時の満足感は本当にたまりませんでした。お尻がとても痛くて普通に座れないぐらいになっても、その痛さが病みつきになってしまうほど目標を達成した時の快感は自分だけが味わえるものだと思います。

同じように、私はその年の12月、ホノルルマラソンに行きました。就職試験の直前に行くことは、私自身が「こんな事をしていていいのか?」と自問自答しましたが、学生生活を、就職活動をすることによって無駄にしたくないと思い、走ることにしました。初めて42.195キロを完走しました。タイムはここに書くほどのいい成績ではありませんでしたが、「こんな自分でもあきらめずに続けていれば、ゴールは出来るんだ」と自分に自信がつきました。

大学時代に心がけた事は、「思い出づくり」です。悔いのない学生生活を送るために、記憶に残る事をしていこうと思いました。結果、私はすばらしい友達に恵まれ、二度と送ることができない4年間を過ごす事ができました。自転車旅行も、ホノルルマラソンも、エントリーシートには、趣味の所にしか書けません。でも、その事をやっている本人には、自分への自信につながりました。私も、「日本橋につけば、これからいい事が起こる!」「マラソンを完走できたら、アナウンス試験で合格できる!」と訳の分からない理由づけをして就職活動に臨みました。

自信を持って就職活動に挑むこと。
私の就職活動は、根拠のない自信によってできたことだと思っています。

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 9月13日  テレビ朝日アナウンサーの就職体験談!その4
今、総合的な学習で、アナウンサーの事について、調べているのですが、いくつか、質問があるので、メールを打ちました!よろしくお願いします。
 1.アナウンサーの、専門学校では、どんな事を勉強しましたか?
 2.裏では、どんな仕事をしているのですか?
 3.アナウンサーの仕事をしていて、良かったなーと思うことは、何ですか?
 4.未来の後輩に、アドバイスがあれば教えてください!
質問は、以上です。お返事、よろしくお願いします!
鹿児島県 黒木さん(女性)
 


高橋真紀子

黒木さん、ありがとうございます。
シリーズでお届けしています就職試験体験記。
皆さまからの反響も多いのでどしどし体験記を聞くことにしました!
今回は新人の河野アナウンサーです。晴れて研修を終えてデビュー。
アナウンサー試験も日程から内容まで毎年めまぐるしく変化していると思うので新鮮な3人からの体験記、聞いてみますね。



河野明子

とにかく緊張の連続でした。今、思い出しても、脂汗が出てくるような、そんな入社試験。

どうして自分が受かったのか、今でもわかりません(もちろん、嬉しくてたまらなかったのは確かですが・・・!)。今、再び受けても、受かる気は全くしないのです・・・・・・・。

面接が何度かあり、その後、健康診断やカメラテスト・・・。
入社試験を受ける前に、学生時代、アナウンサーになるためにやってきたことは特にありません。というより、何をやれば、試験に通るのかが分からなかったため、とにかく学生生活を充実させることだけを考え、過ごしていました。

後は、入社試験直前に、3ヶ月間、「アスク」という、テレビ朝日の、アナウンサースクールの「就職セミナー」に通いました。
そこでは、基本的な発声練習、滑舌練習、面接練習などなど、とても内容の濃い授業を受けることができました。

そんな私が、入社試験で最も苦労したのは、気持ちの切り替えです。
各局ほとんど、同時並行で行われる入社試験。
どこかで、1次試験を通過できたかと思うと、良いところまで進んでいた局で落ち・・・一喜一憂している暇はないのです。

そして大きな難関。面接。
極度の緊張の中、いかに、少しでも自分の良い面をだせるか・・・。
緊張しない人なんていないと思います。
でも、そこで、気取らず、ありのままの自分でいることが何より大切なような気がします。
どんなに自分を良く見せようとしても、普段以上の自分なんて出せないのですから、出来る限りいつもの自分を出すことだけを心掛けました。
最後の方は、それで駄目だったならしょうがない、縁がなかったんだ。
と思えるようになりました。

とにかく、精神的なタフさが必要だと思います。
アナウンサーという職業は、実際に働き出してからも、(すみません、私はまだ「働いている」といえるようなことは何もしていませんが・・・)そういった、心身共に、『体力勝負』という面が強いように感じます。

あと、入社試験では、とにかく大きな声で元気よくということと、変に意識しすぎて、無理やり笑顔を作るのではなく、(私のつくり笑顔は気持ち悪いので、すぐ分かるということも含め・・・)。あくまで自然体でいよう。ということは心掛けました。

もう一つ、必ずある自己紹介・自己PRだけは、自分についてどういう話をすれば、最も私らしいか、そして、私の良い面を話せるか、ということを考え、何度も何度も考え直しました。
ここでももちろん、飾る必要はありませんが、なんといっても、的確な言葉・表現で伝えるのがアナウンサーという仕事なので、自分の誇れる面、自分らしい部分を、じっくりと考え、言葉を選びました。

大体、それくらいです。

試験の度に、合否の連絡を待っている時間は本当に辛いですが、普段、経験したことのないような、カメラテストなど、面白いこともいっぱいありました(もちろん、その時点では「面白い」なんて感じられる余裕は全くありませんでしたが、後々考えれば・・・)。

今、自分のやりたい仕事ができている私は幸せです。とにかく、毎日が充実しています。もう一度、入社試験を受けるとしても、どんなアナウンサーになりたいかということを、強く心にイメージしながら、ありのままの自分でいたいです。
そして、受かることができるかどうかは、運と縁だと思って割り切ります・・・(涙)。



高橋真紀子

河野さんありがとう。
これからラクロスで培ったガッツをアナウンサーとして生かしてくださいね。

【テレビ朝日アスクのホームページ】
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 9月12日  テレビ朝日アナウンサーの就職体験談!その3
スタジオもバリバリこなせるパワフルなアナウンサーを目指しています。
試験の時の心構えなど教えてください。
静岡県 冨田さん(男性)
 


高橋真紀子

男性の方からもアナウンサー試験に関する質問をたくさんいただいています。
よく「富川さんみたいなアナウンサーになるにはどうしたらいいですか?」という質問をもらっているという富川アナウンサー、3年半前の体験記教えてー!!
早朝ロケで疲れてそうだけど、もう一仕事お願いします。



富川悠太

よろこんで♪・・・なんて・・・。ふぅ〜。(高橋さんもニコニコしながら厳しいなぁ・・・)
 就職試験・・・もう2年半・・・あれっ???3年半も前でしたっけ??????
・・・あれからあっという間に時が過ぎました。・・・ふぅ〜。

僕は横浜国立大学で体育を専攻していて、アナウンサーの勉強は全くしていませんでした。
なので、周りの人達がニュース原稿を練習しているのを聞いて、「うわぁ・・・。みんな上手いなぁ・・・。」と、不安になっていました。

そこで、自分なりに考えたのが、
「上手に読もうと思っても読めるわけがないんだから、
おばあちゃんに教えてあげるように読んでみよう!」
ということでした。
それが吉と出たかは分かりませんが、ここで何が言いたいのかと言いますと、
「周りを気にしないで自分らしさを出そう!」
ということです。
自分らしさを出してもダメだったら、
「なんだよ、テレ朝!俺を採らないなんて後悔するぞ!」
というくらいの勢いで開き直って次を受ければ良いのです♪

僕はそのように考えて受けていたので、フリートークの時も形は気にせず、「じぶんなりに」喋りました。例えば、パネルトークのときには裏声を出して「ボク、サルクン♪」って喋り始めてみたり、面接ではドラえもんと誕生日が同じ事を喋ったり(自己PRにはなってませんけどね(笑))、「僕が世の中の女性のハートを掴みます!」なんて言っちゃったりして・・・(笑)。

試験管のみなさんは毎年何千人・何万人という人を見ています。なのでいわゆる「就職本」に書いてあるような自己PRは退屈してしまうのです(多分)。だから、せっかく個性があるのだから、それを精一杯出せた方が、試験管の記憶にも残るし、自分としても悔いは残らないでしょう。しかも「じぶんらしく」対応してれば、『楽しく』就職試験が受けられると思いますよ♪

なんか、お堅い文章になってしまいましたが、とにかく楽しんだもん勝ちです!自分の置かれている状況を楽しんで、自分の経験してきた事を自信をもってアピールして、難関を突破してきてください。アナウンス部でお待ちしております♪

3ねんAぐみ とみかわゆうた

【テレビ朝日アスクのホームページ】
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 9月11日  テレビ朝日アナウンサーの就職体験談!その2
小さい頃からアナウンサーに憧れていました。
アナウンサーになるための試験はたった1度だけですが、皆さん上がったりしなかったんでしょうか。
福岡県 吉沢はるひさん
 


高橋真紀子

さて、大好評、シリーズでお送りしているアナウンサーの就職試験。
今回は、新人が入ってきてついに先輩となった2年目の佐分千恵アナウンサーです。



佐分千恵

アナウンサー試験は、三次試験からカメラテストがあります。内容は、自己PR、パネルトーク、インタビューなどです。
私はこのカメラテストで、私は一生忘れられないであろう大失態をしました。

あれはテレビ朝日アナウンサー試験での出来事。三次試験のカメラテストでは、「ペンギンの子供」「財布」「竪穴住居」の3つの写真を組み合わせて2分間のストーリーを作る、という難題が…。今でもまざまざと甦る、あの悪夢…。

私は、このパネルトークで、緊張のあまり一言も声を発する事ができなかったのです。
30秒でストーリーを考え、その直後に2分話す。「喋らなきゃ!!」と意気込んだのは良かったのですが、力が入りすぎ、顔面の筋肉がこわばって、肝心の口が動きません。しんと静まり返った、緊迫した雰囲気のスタジオ。私に与えられた2分間という時間は刻々と過ぎて行きます。この状況を何とか打破しようと必死だったのですが、涙が出てくるし、顔は硬直寸前!!…結局、何も出来ないまま終了してしまいました(涙、涙…)。

撃沈…。と思ったのですが、どういうわけか、次の試験に進むことができ、今こうして仕事をさせていただいております。神様アリガトウ!!心から感謝しています。

私の経験を通して言える事は、アナウンサー試験の段階では、技術面では必ずしも高レベルを要求されない、ということです。アナウンスの技術は、入社後の研修でみっちり学ぶことができます。(…ということは、できないとその分、研修で苦労します。)皆さん、頑張ってくださいネ(この情けない事実を公開すべきか迷ったのですが、少しでも多くのアナウンサー志望者の方々に希望を持っていただけたら、と思い、カミングアウトすることにしました(笑))。



高橋真紀子

佐分さんのこのカミングアウトは皆に勇気をあたえてくれそうですね。
今は堂々とニュースを読んでいる佐分さんにこんなエピソードがあったなんてびっくりです。
そうそう、佐分アナウンサーは9月24日から上山アナが夏休みを取るので,その代わりにニュースステーションでニュースをお伝えするんですよ。皆さんお楽しみに!

さて、次回は・・・・男性アナウンサーのエピソードとまいりましょうか。

また、アナウンサーになりたい方のための就職セミナーがテレビ朝日アナウンサースクールアスクで10月・11月と行われます。
興味のある方はこちらをご覧くださいね。

【テレビ朝日アスクのホームページ】
http://www.tv-asahi-ask.co.jp/

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 9月8日  テレビ朝日アナウンサーの就職体験談!その1
私はアナウンサーになりたいと思っている高校生です。なるためにはどうしたらいいのでしょうか。今しなければならないことなどがあれば教えて下さいませんか。
静岡県在住 鈴木さん(女性)
私は将来アナウンサーになりたくて学校で、将来のことについて調べているのですが、アナウンサーになるためにどんな勉強をしたらいいのですか?教えてください。
大阪府在住 浜崎さん(女性)
 


高橋真紀子

最近テレビ朝日のアナウンサーのホームページのアクセス数がとても増えています。
ありがとうございます!!
そしてこのクエスチョンにも上記のような質問がずいぶん来ているんですよ。
アナウンサーを目指している大学3年生の皆さんもそろそろ就職活動開始!!
ということでしょうか?

そこで今回は”テレビ朝日アナウンサーの就職体験談”ということでこれから何人かのアナウンサーに順に体験談を話してもらうことにしました!シリーズでお届けしますね。
参考にしていただければ幸いです。
ではまずは入社3年目の武内絵美アナウンサーに聞いて見ます。



武内絵美

書類審査を通過した、1次面接でのことでした・・・。
面接面接官4:受験者1、というかなり圧迫された状況中、
自己PRに続いて、その場で渡された原稿を読まされることになりました。

足がガクガク、原稿を持つ手はブルブルと震えアナウンサー試験で一番大事な声すら、震えていました。その上、原稿に一通り目を通すと、なっ、なんと!!読めない漢字がっ!!

「何とな〜く、ごまかして読んじゃえ!」
「いやいや、これは素直に聞いたほうが絶対良い!」
など、一瞬頭の中で色々な私が葛藤しました・・・。

結局、「スミマセン、読めない漢字があるのですが。」と素直に申告し、面接官の方(現アナウンス部デスク)の「自分の思うように読んでみてください」という、優しいんだか、厳しいんだか分からないような言葉に、堂々と間違えて読みました!(本当にお恥ずかしい・・・)

皆さん、たとえ漢字を読み間違えても、面接は通過できるようです!(デスク、スミマセン・・・)
こんな私が言うのも何ですが、いろいろ取り繕ってごまかすよりもきっと何よりも素直になることが一番じゃないですかね。

 



高橋真紀子

なるほど”素直になる”・・・たしかにそうだと思います。
きちんとしたアナウンスメントを求められるというよりもまずは将来性を見られるということでしょうか。
さてさて我がテレビ朝日アナウンサーの新人3人もいよいよ研修を終えてデビューです。
応援よろしくお願いします。

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 9月4日  就職活動の際にテレビ局以外の関連企業を受けたことはありますか?
高橋さんは理系出身だそうですが、就職活動のときにテレビ局以外にそういった関係の企業を受けたことはあるのですか?
埼玉県在住 吉田さん(男性)
 


高橋真紀子

こんにちは。最近朝起きると秋の気配を感じますね。
土日のニュースの衣装もすっかり秋物です。

さてさて今回は私が質問にお答えしましょう。

吉田さんのご質問のとおり、私、高橋は理系、そう、びっくりですよねー(笑)。
慶応義塾大学理工学部管理工学科出身なんです。本当です。
なぜ理科系だったのか・・・数学が大好きだったんですよ。単に。
えっ!?意外ですか、やっぱり。

就職活動の頃はもちろんいくつかシステム関係の会社にも行きましたし、
銀行などの方にも話をうかがいに行きました。
ある日、理工学部の就職掲示板に「○○局アナウンスセミナー受講生募集」(テレビ朝日ではありません)という案内があり、友達と「えっ!!理工学部でもアナウンサーの試験って受けられるのね」という話をしました。
その募集事項の締切日を見たらなーんと”明日”ではありませんか!!
家に帰って急いでスナップ写真を切り取り履歴書に貼り速達で送りました。
世の中「○○写真館で撮影」が当たり前、という時代にスナップ写真・・・
今思えばお恥ずかしい限りです・・・。
その後、テレビ朝日もアナウンサーの試験があったので受けた次第です(このときにはちゃんと”近所”の写真館で撮りましたよ)。

試験中は回りの受験者がみんな”アナウンサー”に見えて、
私なんてまさか!と思っていました。
面接でも自己PRで「私はアメリカに留学して・・・」なんて話している人を横目に
「私は大学でサイコロを1000回振っていました」・・・
今でもどうして私が採用されたのかよくわかりませんが!?
自信を持って言えるのはこの仕事をしていてよかったということです。

よく「アナウンサーになりたいのですが学生時代に何をしておくといいですか?」、
という質問を受けます。
私はアナウンサーのスクールにも通っていませんでしたし、
理工学部という「話す」こととは全く関係のない勉強をしていました。
学生時代は自分の好きなことをするのが一番!だと思いますよ。
ただアナウンサーのセミナーを受けて「こういうことをやるんだ」と参考になりました。
ちなみにテレビ朝日でも「アスク」というアナウンサースクールがあります。

【テレビ朝日アスクのホームページ】
http://www.tv-asahi-ask.co.jp/

よかったら参考にしてくださいね。

今後もアナウンサーに関する質問お待ちしています!

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Q&Aの紹介
  こんにちは! いつも質問メールありがとうございます。
このコーナーでは皆さんのご質問にズ・バ・リお答えします。
番組のこと、テレビ局のこと、ニュースのこと、○○アナウンサーのこと、いろいろと皆さん疑問に感じていることに、テレビ朝日のアナウンサーが直接このコーナーでお答えします。皆さんからの質問をお待ちしています。
なお、高橋真紀子が責任を持って担当します。よろしくお願いします。
 

    
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