ＨＳＳ取材日記�A

先日書いたＨＳＳ日記の続きです。
今回もお付き合いくださいませ。

年が明けて、今年最初は、岩手県大船渡市の取材です。
大船渡市の成人式を取材しました。

実は初めての被災地取材でした。
大船渡市は、瓦礫などは片付いているものの、
まだまだ復興へは時間がかかりそうな状態でした。
かつてはメインストリートだったという、
建物ひとつない地に立ってみると、津波の被害の大きさが
どれだけのものだったのかを思い知らされました。

前日から取材をしていたのですが、
その夜夕食をとったときに出会った青年たちが
明日成人式に参加するという新成人！

いろいろな話が出来たのですが
学校を出たら早く仕事をして、
大船渡の復興に貢献したいと言う
彼らの真っ直ぐな姿勢と瞳に、心打たれました。

式当日。
海沿いは積もるほどは降らないという雪が
朝からうっすらと地面を覆う中、式は始まりました。

晴れ着を着て、旧友との再会を喜ぶ新成人の皆さんの顔は
本当にうれしそうでした。
また、一緒に式に出るはずだった親友の遺影を持って参加する方も
いらっしゃいました。

式が終わって外に出ると、さっきまでの雪が嘘みたい！
積もった雪がきらきら光ってまぶしいくらいの晴天に変わっていました。
皆さんの思いが届いたかのようでした…。

その次の週は、世にも珍しいものの取材に…。
静岡県の静波海岸というところに一ヶ月ほど前に上がった奇妙な生物。
リュウグウノツカイを見てきました。

現在は、はく製にする前に凍らせて保存をしている状態なのですが
その大きさ、なんと４．５メートル！！！

このリュウグウノツカイが見つかったときは地震が起こる、という
昔からの言い伝えが本当にあることなのかを専門家に伺ったところ
直接的な関連性というのはわからないが、
地震の前兆を察知してなのか！？
でも確かに、地震の前に動物が異常行動を取ることは
確認されているのだそうです。
人間も、頭痛がしたり、汗が止まらなかったりという報告も
あったそうですから、人間もやはり動物。
本当に不思議なものですよね。

さらに、こちらもなかなか無い体験をさせていただきました。
２月１２日に開通する、東京湾に新しい橋が架かります。
東京ゲートブリッジ。
今回はその橋を支える重要な部分まで取材させていただきました！
しかし…取材した日は雪が降る冷たい一日。
海からと、橋の上からと取材を一日続けたのですが
体がガタガタ震えました〜☆

余談ではありますが、
一緒に取材に行った音声さんが、
実は相当な「橋」マニアでして
この橋をいとおしそうに眺める彼の表情に、
寒さで震え、心が折れそうになる取材チーム一同が
何度も助けられました。
橋に対する強い愛が私たちを救ってくれたのですよ…。

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