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10月26日 15年ぶりに。


お久しぶりです。

気がつけばもうすぐ11月。
公園や庭先にはコスモスやバラが咲き、
空は高く、青く澄みわたって。
もうすっかり秋なんですよね。
少しセンチメンタルになるこの季節が私は好きです。



愛犬・ボルトもハロウィーンの支度。(渋々?)

食欲の秋。
芸術の秋。
そして、スポーツの秋。
「何かスタートするなら今だっ!」と思い、
クラシックバレエを習い始めることにしたのです。

実はバレエは幼稚園の時に始めて、
小学5年生まで続けていました。



実家に置いてあるトウシューズ。
やわらかい皮や布でできたバレエシューズと違って
つま先立ちできるように先が硬く、平らになっています。



学校では「まさこちゃん」ではなく「やぎ」と呼ばれ
休み時間は男子に混じってドッジボールに励む!
そんな私が唯一“女の子”になることができたのが、
バレエの時間。
初めてトウシューズを履いて靴先でくるりと回転できた日は
お姉さんに仲間入りできたようで、嬉しかったなぁ。

―なんてことを思い出したのもつい最近。
同じく昔バレエを習っていたという高校時代の親友が
大人のバレエレッスンに通いだしたというので、
私も連れて行ってもらったのです。

15年ぶりのバレエシューズ。
光が優しく差し込む教室には音楽が響き渡って、
そこに立っているだけで心がすーっと研ぎ澄まされていくよう。



バレエシューズ

しかし15年という歳月は当然そんな甘いものではなく。

まず、体がカタイ。
ストレッチをしていても、十数人いる生徒の中で
私だけ異様に表情がひきつってます。

隣には、優雅に開脚を続けるモチ肌のセンパイ(恐らく40代)や
黒タイツ姿がなんだか気になるただ1人の男性(寡黙)の姿が。
(人間観察なんてしている場合じゃないが・・・!)

さらには「ジャンプの着地は猫のように軽やかにね」と
先生が言う傍から、ドスン!と鈍い音。
体がオモイっ!!こんなはずじゃなかったのに〜。

しなやかな身のこなしを取り戻すまでには
相当な時間がかかりそうですが、
もう一度トウシューズを履いてつま先立ちで踊ってみたい!
大人になって久しぶりに抱いた夢に、わくわくしています。



レッスン後。いい汗かいた〜。

   
 
    
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