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9月2日 嘉手納基地に行ってきました

みなさん、お久しぶりです。
すみません。このページ、しばらく時間が止まっておりました…。

「あんただけちゃうん?ちゃんとブログ書いてへんの。」
私の仕事を楽しみにこっそりチェックしてくれている(らしい)
地元の友達に厳しい指摘をされてしまいました。ギクッ。

さて先日「学べる!!ニュースショー!」のロケで沖縄へ行ってきました!
と言っても行き先はエメラルドグリーンの美しい海…
ではなく、アメリカ空軍の基地である嘉手納飛行場です。

「嘉手納基地」と呼ばれるここは沖縄本島中部に位置し、
嘉手納町・沖縄市・北谷町の3市町にまたがっています。
総面積は約20平方キロメートル(これは品川区とほぼ同じ広さ)。
3,5キロメートルほどの滑走路を2本持ち、200機近い軍用機が常駐する、
極東最大の空軍基地と言われています。

なかなか入れないというこの場所に、私も入らせてもらいました。


入り口


このバスに乗って基地の中に入ります。
人数制限が予想以上に厳しく、スタッフ10人ほどは外で待機…。

厳重なチェックを受け、中に入ります。



後ろには、私も大好きな沖縄の海。

とにかく広い。


救難ヘリコプター。頭の奥まで響くようなすごい音。
すぐ後ろには、沖縄の街が。



F-15戦闘機。このような戦闘機が何十機もありました。
池上彰さん、森久美子さん、岡田圭右さんと。


管制塔にも特別に
登らせてもらいました。


地上約50メートルからの眺め。

基地の中では、兵士とその家族たちを合わせると約2万人が生活しています。
基地全体がひとつの街になっていて、
兵舎や住宅地はもちろん、幼稚園・小中高校・大学、病院にスーパー、
それに映画館やゴルフ場、ボーリング場といった娯楽施設まであります。


住宅街。アパートタイプから広い庭付きの一軒家まで、
どの家でも芝生がみな綺麗に手入れされています。
決まりなんだとか。


スーパーには兵士が
そのままの格好で現れ、
ショッピングしていきます。

もう一度、滑走路の見渡せる場所へ。


在日アメリカ軍駐留経費の日本側の負担、いわゆる“思いやり予算”。
騒音問題。事件・事故。
沖縄本島の10パーセント以上をアメリカ軍基地が占めている現実。
そして、基地内での生活で多くの人の暮らしが成り立っているという
もうひとつの現実。

綺麗事ばかりじゃ何も解決できないかもしれません。
でも世界で唯一の被爆国である日本の、
しかも悲しい過去を持ち、
碧く透き通った海がこんなにも美しい沖縄の真ん中に
基地はたしかに存在している。
今飛びたったあの戦闘機はこれからどこへ向かうんだろう…?
などと考えていると、どうしても複雑な気持ちになってしまうのでした。

9月8日(火)夜7時〜「学べる!!ニュースショー!」
2時間スペシャルでお送りします。
多くの方に見ていただきたいです。
   
 
    
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