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1月18日 2008年仕事始め☆

アナウンサーズのコラムを更新するのは、かなり久しぶりの武内です。
今年こそは・・・マイペースに頑張ります。

2008年の仕事始めは仙台で。
昨年夏、甲子園で最速155キロをマークした
ヤクルト佐藤由規(よしのり)投手の取材に行ってきました。


佐藤投手というと、涙の会見が印象的かもしれませんが、
普段は笑顔がキラキラ、八重歯の可愛い18歳。
マウンドでの豪腕ぶりとマイペースな日常とのギャップも魅力のひとつです。

甲子園で最速の155キロ。
「なぜ、そんなに速い球が投げられるのですか?」と質問をぶつけると、
意外な答えが・・・。

「正直をいうと、あまり自分自身スピードに対してはこだわりがないんです。」

・・・えっ?そうなんですか?
スピードを追い求めるよりも、
今欲しいのは「度胸や気迫といったオーラ」なんだそう。
楽天の田中将大投手のように、
どんなバッターに対しても真っ向からぶつかっていき、
自分の性格を全部ピッチングに出す姿を見習いたいそうです。
ボールを投げなくても、バッターに怖いと思わせたらその時点で勝ちだと思うと
おっしゃっていました。

実は、高校入学当初はピッチングに自信がなく、
志願して野手をしていた佐藤投手。
球速も130キロ程度だったのですが、
秋の予選で突然、監督さんに「投げてみろ」と言われ、
言われるがままに投げてみたら、突然143キロが出たそうなんです。
いまだに自分でも何が起こったのか分からないそうです。
体重移動や、腕の振りとい要因もありますが、
高校の監督さんには「気持ちをボールに100%伝えることが上手い」と言われたそう。
最近は、それが自分の持っている力だと自覚も出てきたので、
これからしっかり努力をして、
いずれ日本人最速(158キロ)そして、日本最速(161キロ)を出せたらいいですね、
と話してくださいました。


3つ年上の兄・史規(ひさのり)さん。
東北高校で捕手をしていたこともあり、小さいころからキャッチボールをするなど、
日常的に佐藤投手の球を受けてきました。
球速があがるにつれて、キャッチングする左手が痛むようになってきた為、
ボールを受ける前に左手親指の付け根にしっかりとテーピングを巻いていました。
佐藤投手は、お兄さんに向かって投げる時が、
ほかの誰の時よりも一番安心するそうです。


1月10日、新人合同自主トレ初日では、堂々とメディアの取材にも答え・・・


グランドを出る時は、サインを待つファンの皆さんが長蛇の列を作っていました。
約30分間、最後の一人まで、丁寧にサインに応じていました。


そのサインがこちら。
このイラストのように、やっぱり佐藤投手には笑顔が一番です。
今年の目標は「まず一勝」。
初勝利を手に、弾ける笑顔がマウンド上で見られる日が楽しみですね!!


報道ステーションHPにてコラム「笑門来福」も営業中。
http://www.tv-asahi.co.jp/hst/
お時間がある際には遊びに来てください☆
   
 
    
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