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もちろん、先生に手直ししてもらっていますけど。
こっちか…いや、こっちか…なんて悩みながら活けていくと、
不思議に集中でき、花を触る心地よさも手伝って、
かなりのリラックス効果あり、なのです。
今回またひとつ勉強になったのが、
「平面ではなく、立体で考えること」であります。
私のような素人は、
この花はここ、この色と合わせて…と平面で考えて
結果として“べたっ”とした感じになってしまうのですが、
先生は、同じ花でも高低をつけたり、
数日後の花の開きを想定しながら場所を決めているのですって。
さらに、サイドを埋めるグリーンにしても立体的に活けることで、
全体を活き活きと見せることが出来るのですね。
これって、色んなことに言えることなのかもしれません。
私たちが普段している仕事(つまり原稿を読んだり)でも、
そこに書かれている背景や言葉のイメージを大事にすることで、
ぐんと聞きやすくなり、訴求力をもつように。
ひとつの普遍的な真実が、
こんな風に手を携えたりすると、それだけで嬉しくなる。
来月は、桜のアレンジメント。
バレンタインの甘い記憶をあっさりと上書きして、
来月に思いをはせるのも、またよし。
これは薄情ではなく、女子たるものの常、なのです。ふふ。
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