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7月22日 「おかずのクッキング」7月24日放送

毎日台所に立つようになって、早や5年。
二人暮らしのときは、
自分が食べたいものや、相手が喜んでくれそうなものを作ったり。
一緒に食べる楽しさがあるから作っていたように思います。
でも今は、コドモ中心の食事。
1歳3ヶ月の娘は、離乳食の最終段階である「完了食」を食べています。
(離乳食にも段階があり、初期から始まり、中期・後期・完了期と続きます)
緑黄色野菜を多く。
朝に卵を使ったから夜には豆腐でたんぱく質を。
ちゅるちゅる(とした麺類)が好きだから、今日はくずきりを使ってみよう。

しっかり栄養が取れますように。いっぱい食べてくれますように。
おまじないをかけるようにして、作っています。

それでも残されてしまったり、
不味そうにべぇぇと出されたり、
ポイポイ投げられちゃったり、悲しくなることは多々あります。

それでも、しっかり食べてくれますように、と念じるような気持ちで
毎日、台所に立っています。

「食べさせるのが、母親の仕事」
料理研究家のウー・ウェンさんの言葉です。
育ち盛りの子供にとって、食べたものがそのまま血となり肉となる。
子供の体そのものを造っていくのだから、何を食べさせるかが本当に大事なこと、
とウーさんはおっしゃいます。
毎日台所に立ち、子供のために料理を作るようになって、
ようやくその言葉が分かるようになってきました。

おかずのクッキングで2ヶ月に一度、ウーさんに中国家庭料理を習っています。


「調味料はできるだけシンプルに」
「旬の食材は力があるから、素材の味を活かしてあげればいい」

ウーさんの料理は分かりやすくて、とにかく美味しい。
家族に食べさせてあげる料理が出発点というウーさん。
二人のお子さんを育てている「母親」ならではの、愛情に満ちた料理です。

料理の行程ひとつひとつに意味があり、毎回新しい発見があります。
例えば、ウーさんが“口をすっぱくして”というほど毎回おっしゃるのが、
調味料を順番に並べること。
炒め物のときには、手際のよさが味を決めます。
お醤油を入れて、後は何だっけ?とモタモタしていると
その間にどんどん火が入ってしまい、一番いいタイミングを逃してしまうのです。
だから、事前に調味料を“入れる順番に”並べておくのだそう。

何気なくやっている無駄を省いて、効率よく。(愛情は省かずに!)
意味のないことはやめる。

ウーさんにとっては当たり前のことを、
こうやって隣で教えていただいているだけで、
人生を学んでいるような、そんな気分になります。
収録現場は、ウーさんのにぎやかなお人柄のおかげで、和やかに進んでます。


今回教えていただいたのは、「春雨サラダレタス包み」。


黒酢のコクがきいて、野菜もたんぱく質(緑豆春雨)も美味しく手軽にとれる、
食欲の落ちるこの時期に、まさに体のことを考えた料理!

「ウー家の食卓」は7月24日(金曜日)11時〜11時25分 放送です!
作ってみたくなる、簡単料理です。美味しいのは間違いなし!!です。
   
 
    
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