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 「INVITATION」 (2009/02/28)

電話やメールで確認出来ることを、
文字で綴り、封をし、投函して。
もっと遡れば、便箋やカードを選ぶところから。

妹からの招待状。
新居に越したので、食事会に招いてくれるという。


↑カードは、既成のもの(!)だそう

記されたメニューは、以下。


パンのサラダ
マッシュポテトのグラタン風
子羊のグリル
ロマノフ


「ねえねえ、ロマノフってなに?」

早速、送信。
この場合は、電気通信の利便性に頼って。

「マスカルポーネと卵黄のホイップクリームだよ」

彼女からのメールは、毎度、至極シンプルだが、
思えば、カードを送る方がよほど労を強いる。

招待状を持って訪ねるなんて、
昔読んだ外国の童話を思い出し、胸が躍る。
林檎のワインと、アイスクリームを持って。
おじゃまします。


鮮やかなパンのサラダ

いただきます。

―…。
―…。
―…。

あまりに美味しくて、無口になる。
ヒツジの宴。
満腹、のち、眠気。


ハーブには岩塩が

ごちそうさまでした。は、お礼状でも。
「次回は是非、我が家…」

ええと、おもてなし料理、おもてなし料理。
和食?
フレンチ?
…あ、お鍋!

「我が家では、素材の味わいをそのままに。」と締めくくる。
   
 
 
    
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