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身長
154cm
出身地
宮崎県
出身校
宮崎西高校→
慶応義塾大学総合政策学部
入社年月日
2002年4月1日
星座
獅子座

2015/8/28  『画鬼暁斎』

-狂ってたのは、俺か、時代か?-
三菱一号館美術館で開催されている『画鬼暁斎』展を観に行きました。


有楽町付近にある三菱一号美術館。このエリアはお洒落ですよね。

幕末に生まれた河鍋暁斎(かわなべ きょうさい)は、6歳で浮世絵を学び、狩野派の修行をし、
明治初期にかけて『画鬼』と称され、大変な人気だった絵師です。
この絵でその作風を思い出す方もいるかも…。


レプリカの前で私も一緒に驚いてみました。私に吹き出しを付けるなら「で、でたぁ。」かな?

竹林から突然出てきた巨大な化け猫に、
腰を抜かさんばかりに驚いたり、うずくまって怯えたりしている人たち。
この絵、皆さんどう感じますか?
どこかかわいらしくて、滑稽な感じがしてくるのは私だけでしょうか…。
ぬっと出てきた猫の表情を見ていると、
きっと悪気があって出てきたのではないんだろうなぁ…なんて。
「やぁ。」「ねぇねぇ。」無邪気に出てきたら、思いのほかみんながビックリしちゃった、
という絵に私には見えます。
…本当のところはどうなんでしょうね。(笑)

河鍋暁斎は、日々の日記を、絵のスタンプのようにして描いていたり、
生き物の絵をたくさん描いていたり、
狩野派の本格的なタッチのものだけでなく、ユーモアのある絵もたくさんあって、
近くで見ることでそのユーモラスな部分を発見するたびに河鍋暁斎さんの人柄を想像し、
私は楽しくて笑いっぱなしでした。
そうそう、発見といえば、風神雷神の風神様が持っている風をおこす袋は、つぎはぎだらけなのですね!
当時は袋が貴重だったからでしょうか…?!
展示には、この三菱一号館を設計したイギリス人建築家のジョサイア・コンドル氏の作品もありました。
日本美術の愛好家で、河鍋暁斎氏に弟子入りしていたのだとか…。

9月6日(日)までの開催です。

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