真剣な眼差し、
少し開いた口元、
読み始めたばかりなのか、心はざわめき、波立ち始めているよう。
誰から送られてきた手紙なのでしょうか。
もしかすると、愛する人からの、待ち焦がれた返事だったのかもしれません。
この絵、『手紙を読む青衣の女』というのだそうです。
本国オランダで修復されて、世界に先駆けて日本で初公開されたのだとか。
現代に蘇った美しい青。
ラピスラズリという天然石を砕いたウルトラマリン。
あの鮮やかな青を、あなたにもぜひ間近で見ていただきたい・・・。
タイムスリップしたような気持ちでした。
あの頃は、手紙が届くのに1年かかったこともあったそうです。
最近はメールやツイッターで短く頻繁に連絡を取るのが流行っていますが、
大切な一通に思いを込めて、
首を長くして返事を待つのも、いいものですよね。
寒さの厳しい日が続きます。
どうぞお体を1番に、大事になさってください。
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