オペレッタとは、簡単に言うとコメディの要素が強いオペラで、今回取り上げるヨハン・シュトラウス2世の『こうもり』は、オペレッタの最高峰と言われる作品です。
ただ、作品の上演時間は長〜いため、番組で全部は紹介しきれない…ということで、
講談師の神田山陽さんをストーリー・テラーとしてお迎えし、
【 30分でわかる「こうもり」 】
と題してお送りします!
「こうもり」は、コメディタッチの復讐劇。
復讐を企むのは、ファルケ博士。以前、友人のアイゼンシュタインと仮面舞踏会に出かけた際、酔いつぶれたところを置き去りにされ、仮装したその姿から「こうもり博士」と笑いものにされてしまったのです。そこで、お金持ちのオフロフスキー公爵と、小間使いのアデーレを仕掛け人に、あの夜の仕返しをすべく、アイゼンシュタインを舞踏会へ呼び出して…さぁ、どうなる?
世界を代表するカウンター・テノールのヨッヘン・コヴァルスキーさんがオルロフスキーを、ソプラノの森麻季さんがアデーレを、神田さんはストーリーを語りながらアイゼンシュタイン男爵を演じます。
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