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8月10日 G1クライマックス!!「実況世代闘争」

今年も新日本プロレス、
真夏の最強王者決定戦「G1クライマックス」が開催されます。
プロレス界の精鋭14名による魂の激突。
今年はどんな感動のエンドロールが待ち受けているのか、
想像しただけで精神がエクスパンドします。
G1クライマックスの出場予定者と会場はこちらのサイトでチェックして下さい。
http://www.njpw.co.jp/index.php

個人的なことで恐縮ですが、
今回のG1クライマックス、私の中であるテーマを掲げました。
それは「実況世代闘争」です。
「ワールドプロレスリング」を担当してはや8年。
入社してから、現在に至るまで、
偉大な先輩の背中を追い掛け続ける日々が続いてきました。
自分なりに「命を賭けた崇高な闘い、プロレス」に
ふさわしい実況とは何かを模索してきました。
当たり前のことですが、実況に正解はありません。
ただ、不正解はあります。
より質の高い実況とは何か、その答えを探す日々が続いています。

そして、気が付けば、「実況ヤングライオン」と呼ばれる、
野上慎平アナウンサーと大西洋平アナウンサーが台頭してきました。
「出ない杭も叩き潰す、そこから這い上がってきてこそ、
実況ヤングラインとして認められる。」
これは、テレビ朝日プロレス班の伝統です。
期待を寄せる二人だからこそ、今回のG1クライマックスを前に、
私は二人に精神的な揺さぶりをかけることにしました。
以下、私が世界水泳ローマを中継している間に二人に送ったメールです。

拝啓 実況ヤングライオン様

灼熱の地ローマで、闘魂を胸に頑張っています。
連日の猛暑の中、睡眠時間を削って、
願いが叶うという「トレビの泉」でG1成功を祈念して泉に打たれてきました。
しかも、「闘いの殿堂コロッセオ」に行き、
ワールドプロレスリングTシャツを着てG1成功祈願も行いました。
君達も滝に打たれるぐらいの覚悟でG1に臨みなさい!!

吉野


このメールを出した意図はG1クライマックスを前に、後輩二人に対して、
「俺はプロレスのために、G1のためにこんなことまでしているんだぞ!!」
「野上アナも、熱闘甲子園に行く大西アナも、そのぐらいの熱意を見せてみろ!!」
という、ある意味二人のやる気を喚起させるためです。

そして、「8年目吉野真治対実況ヤングライオン」という構図を作り、
より自分を高める狙いもあります。

今現在、「実況ヤングライオン」からの反応はありません。
追い込まれた彼らが、どんな行動を取るのか、G1でどんな実況をするのか、
ファイティングポーズを取りながら待つことにします。


願いが叶うトレビの泉にGI成功祈願


コロッセオに刻まれたワールドプロレスリング
 
 
    
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