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2月22日 初体験!しゅわきょうげん!?

かねてより手話の先生としてご指導いだいている
トット基金の井崎哲也さんがなんと!「狂言」の舞台に登場しました!

しかも「狂言」を「手話」で演じるのです。
これには驚きました。

井崎さんの所属する「日本ろう者劇団」が行っている狂言舞台。
私は初めて観賞しましたが客席は満席。聞こえない人も聞こえる人も
ひとつになって演者の一挙手一投足を楽しみました。
狂言の台詞はもともとゆっくりで丁寧だから手話を見ても分かりやすかった。

演目は「栗焼」「鈍太郎」「仁王」。どれも笑わずにはいられない名作でした。
役者のみなさんは手話で演じるので声に出す台詞はなし。
その代わり、狂言師の三宅右近さんらが動きに合わせて
生で場内にマイクで台詞を加えていくという完璧な舞台でした。
手話をよく知らない人でも物語はよくわかるようになっているんです!

そして最後の演目にはビックリ!
あの黒柳徹子さんがゲスト出演して、手話で「そんなの関係ねぇ」
なんて台詞を特別に入れて熱演されていました。
黒柳さんはこの劇団の理事長でもいらっしゃります。
終演後、楽屋に伺ったら
「練習がとても厳しいのよ、井崎さんも何度も師匠から怒られたりして。
でもみんな真剣に取り組んでいくから良い舞台になるのね」と言っていました。
楽屋では井崎さんも紅潮した顔で達成感溢れる表情をされていました。

初体験の手話狂言、両方味わえて得した気分になったし、
手話は第二の言語だなぁ、としみじみ感じた一日でした!
みなさんも興味を持っていただけたら嬉しいです!


             迫真の演技!

衣装も小道具も決まっています!           .
   
 
    
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