アメリカのLPGAツアーでこの10年間で最強の選手といえば、アニカ・ソレンスタム(スウェーデン)とカリー・ウェブ(オーストラリア)です。
去年、トーナメントで来日した際、単独インタビューしてきました。
内容を要約してお知らせします。
■アニカ・ソレンスタム
女子ゴルフ界で前人未踏の59というスコアを出し「ミセス59」といわれることについては、本人も「誰もで出来なかったことを自分が最初に達成たことは嬉しい」と言っていました。
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ソレンスタム選手インタビュー中 |
しかし、そのニックネームも変えなくてはならなくなるかも知れません。
アニカの次の目標は「54」というスコアを出すことだからです。
これまでに自分の立てた目標はクリアしてきたので、自信はあると言います。
近年は、ウェイトトレーニングも加えて、飛距離が確実にアップし、スイング時のバランスも安定してきたといいます。手応えは感じているようです。
何しろ去年は年間13勝(海外での試合も含む)も挙げて圧倒的な強さを見せている、文字通り世界のトッププレーヤーです。
今シーズンは、世界初の「54」というスコア(18ホールで全てバーディーという計算)が見られるかも知れません。
今年は男子のツアーにも出場が決定しています。どんなプレーをするか注目です。
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アニカ・ソレンスタムと |
■カリー・ウェブ
おととしは、最年少グランドスラムを達成したウェブは、去年、またひとつメジャートーナメントで勝ちました。全英女子オープンです。この大会は去年からメジャーに昇格した大会で、ウェブにとっては思い出の大会です。プロ初優勝がメジャー昇格以前のこの大会でした。当時まだ20歳。緊張感から開放され、感激がこみ上げて、大粒の涙を流していました。そして、昨年の会場は男子の全英オープンの会場ともなっている、あの「ターンベリー」でした。女子の選手には大変タフなコースではないかと思いましたが、ウェブはリンクスでのプレーは大好きだと言います。風・天気・芝、さまざまな要素を瞬時に判断してプレーをしなければならないからこそ、面白いのだそうです。そして、そこにこそ、ゴルフの本質があるのだといいます。
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ウェブ選手をインタビュー中 |
昨シーズン、前半は不調でしたが、メジャートーナメントに勝つことが出来たのは、大きな自信につながったといいます。今シーズンはもっと強いウェブの活躍が期待できそうです。
今年も5月に来日の予定だといっていました。今からインタビューを予約すると、「もちろん」と笑顔でOKの返事をくれました。その時は全米女子オープンについてインタビューする予定です。お楽しみに。
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カリー・ウェブと |
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