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10月5日 巨大クラゲを追え!!


今、日本の海にあるモノが大量発生しています。
そのあるモノとは・・・
そう、「エチゼンクラゲ」です。

傘の直径は1メートル、重さは150キロにもなるものもいるという、
巨大クラゲなのです。

一匹だけでもすごい大きさなのに、
それが大量発生しているなんて・・・!
考えただけでも何か恐ろしくなってしまいます。

このエチゼンクラゲの大群が魚網に充満するなどして、
漁業に被害が出ているということなのです。

漁師の方たちは、クラゲを食べる魚がいなくなったことが、
クラゲの大量発生の原因ではないかと分析していました。
それにはやはり、温暖化等で魚の分布も徐々に
変わってきている可能性から、そうなったのではないかということでした。

先日、サンデースクランブルという番組の中で、その巨大クラゲの取材に
行ってまいりました。

私が到着したのは、島根県出雲市。
出雲大社の近くにある大社港の漁師の方たち御好意で、船に乗せていただくことができました。


実際に海に出てみると、昼間は探さなくてもクラゲが漂っています。
早朝の漁は、網の中に隙間なくクラゲが・・・。
それはそれはすごい状況でした。

クラゲを取り出す作業に時間がかかってしまい、結果的に魚の量と鮮度に
かなりのダメージを受けてしまっていると、
漁師の方たちは話していました。

後日の放送では、スタジオでこの取材について補足説明等をしました。
その中でもやはり注目なのは、その対応策。

10月以降に水産庁が実験的に行うというものですが、網の中の後方に
クラゲを追い込んで、ピアノ線のようなものでクラゲを
解体してしまおうというものなのです。


成功すれば、その技術を各自治体等に伝えていくということなので、
ぜひともその効果に期待したいところです。

   
 
    
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