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1月11日 年末年始は久々にリラックスして過ごしました。

 
九月も後半に入るとなんとなくそわそわした気分になります。
我々、野球実況担当にとっては、今年の集大成、いよいよラストスパートです。
一月の自主トレの頃、胸躍らせていたのとは対照的に、少しさみしい気分にさせられます。それはきっと、個人的にずっと応援してきた西武の優勝が絶望的になったからでしょう。

外国人の予想外の活躍、松坂の復活などで有利とされていただけに残念です。
終盤の闘いを見ていると、最後は技術ではなく、精神力とか勝利への執念なんだなということをあらためて感じます。西武の選手は、良く言えば平常心、悪く言えば何としても勝つんだという気持ちが見えてきませんでした。

それに比べて近鉄の選手は全員がギラギラしていて、目つきも違っていたように思います。防御率5点代のチームが優勝という前代未聞のシーズンになりそうです。
それもまた意外性があっておもしろいかもしれません。

世間では信じられない大事件。何が起こってもおかしくない激動の世紀に入りました。暗い出来事があったこういう時こそ、せめてスポーツぐらいは盛り上がって、たくさんの人たちに楽しんでもらう、日々の仕事がその一助となれば、と考えています。

   
 
    
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