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6月28日 2002FIFAワールドカップ 日本 VS チュニジア戦を実況して…


試合終了のホイッスルが鳴って、日本代表の決勝トーナメント進出が決まった瞬間、
こみあげてくるものを抑えることができませんでした。
日本代表に対する、『おめでとう』という思い、こんな歴史的な場にいられた幸せ、まさに時間が止まっていました。

子供の頃からサッカーが好きだった私にとって、以前のワールドカップのイメージはというと、あの中学時代にテレビで見た、画面の向こうの遠い世界でした。
それが、自分たちの町に来て、しかも、仕事に携わることができた。一生忘れることのできない体験でした。

今まで、いくつか実況の現場に関わってきましたが、今回はすべてが、初めての雰囲気でした。
放送開始10分前、スタッフが明らかに無口!!そんな中、第一声はとんでもない緊張でした。後日、『やべっちFC』でご一緒している、ナイナイの矢部さんが『現場でとても声をかけられなかった』という程だったようです。

前半0対0という、ドキドキの展開の中、後半森島選手のゴールが決まったときは、思わず放送席で立ち上がりました。
なにより驚いたのは、解説のセルジオ越後さんが、実況中にもかかわらず、ゴールの瞬間、私に握手を求めてきたことです。ああ、セルジオさんもこの日、この瞬間を待っていたんだと、それでまた心が熱くなりました。

放送が終わって、サッカー実況では大先輩の田畑祐一アナウンサーと握手して、抱き合ったとき、また涙。今、放送が終わって、10日経って、これを書いてますが、またこみ上げてきてます。視聴率も良く、テレビをごらんの皆さんにも感謝申し上げます。
そして、解説のセルジオさん、松木さん、川添さん、堀池さん、スタッフの皆さんにも、感謝、です。

最後に、日本代表ありがとう!!
これからも皆さん、日本サッカーを応援しましょうね!!

   
 
    
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