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日本のスポーツの世界では、まだまだ古い体質が残っていて、コーチや上級生が下級生に命令して、下級生はその通りにするというところが少なくないようです。まさに「上意下達」の世界です。この「上意下達」と言う言葉は、上の者が考えていることを下のものに伝えるという、まさに、読んで字の如しです。
ところであなたは今、この「上意下達」をなんと読みましたか。
「じょういげたつ」ですか? そう読む人が意外と多いようです。
しかし、正しくは「じょういかたつ」なんですね。頂点を極めるスポーツ選手に話を聞くと、いつも感じるのは、決してその道が平坦ではなかったことです。そう、決して順風満帆だったわけではないのです。
「順風満帆」、今この言葉をなんとお読みになりましたか?
「じゅんぷうまんぽ」? |
始めてこの言葉に出会った中学生のころ、私は「じゅんぷうまんぽ」と読んだような記憶があります。
ああ・・・恥ずかしい!
正しくは「じゅんぷうまんぱん」ですね。 |
四字熟語は上手に使うととてもかっこよく見えるのですが、読み方を間違えて会話に使うと、ちょっと格好がわるいですね。
日本で最も言葉を自在に操る男として知られる古舘伊知郎さんは、実は私と同期入社のテレビ朝日のアナウンサーだったのですが、彼は実に四文字熟語をたくさん知っていて、それを実況の中に上手に取り入れて、プロレス実況を立体的なものにしていきました。
皆さんも、正しい読み方と使い方を覚えて、「おおっ!あいつなかなかやるなあ!」と言われるような、かっこいい会話をしてみませんか。
それでは、ここでプロレス実況修行中、吉野真治アナウンサーにいくつか問題を出してみましょう。未来の古舘伊知郎を目指して特訓といきましょうか。以下の四字熟語の読みと意味を書いてください。
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