このページについてのご感想  
トップ > 番組紹介
 

発行 : 2002918()
BS朝日

 
実況担当 :
安西陽太アナウンサー

これがダブルスだ!
男子ダブルス準決勝 ジョンソン、パーマー組とビョークマン、ウッドブリッジ組の対戦
 
9月29日(日)18:00〜20:00 
 
ウィンブルドンテニス2002〜男子ダブルス〜

POINT
ウィンブルドン男子ダブルス準決勝、昨年のチャンピオン、第1シードのドナルド・ジョンソン、ジャレッド・パーマー組と
第5シードのヨナス・ビョークマン、トッド・ウッドブリッジ組の試合をお届けする。
大柄な体格に繊細な技術を備えたジョンソン、パーマー組とダブルス巧者 ビョークマン、ウッドブリッジ組、共に卓越したテクニックと意気の合ったコンビネーションを見せる2組の試合は、まさにダブルスの醍醐味を体現する内容となった。

《男子ダブルス準決勝》
第2コート、試合は金曜の夕方に始まった。第1セット、序盤から互いにサービスのキープが続く。第5ゲーム、第9ゲームとウッドブリッジはサービスを落としそうになるが辛くもキープ。ジョンソン・パーマー組は危なげない。ところが第12ゲーム。パーマーのサービスのスキをついて、ビョークマン、ウッドブリッジ組が素早く前に詰め、得意のボレー戦に持ちこんで、このゲームをブレーク。そのまま、自分達のサービスをキープして、第1セットを7−5で取る。
第2セット。流れはそのまま、ビョークマン、ウッドブリッジにいくかと思いきや、そこは前年度チャンピオンのジョンソン、パーマー組。そう、簡単にいかせてたまるかと第3ゲーム、ビョークマンのサービスをブレーク。続く第4ゲーム、ブレークされたビョークマンが奮起。パーマーのサービスをブレークし返し、雄叫びを上げる。ところが相棒ウッドブリッジのサービスの調子がどうも上がらない。第9ゲーム、ついにウッドブリッジはサービスをブレークされる。これで4−5、そのままジョンソン、パーマー組が第2セットを手に入れる。
日没順延後の第3セット、元ウッディーズ、ウッドブリッジの本領発揮。ボレーの切れ味冴え渡る。第8ゲーム、サービスの安定しないパーマーに猛攻をかける第5シードペア。ビョークマンのレシーブがクロス深く決まりブレーク。しかし、続く第9ゲーム、ビョークマンのサービス。仕返しとばかり、ジョンソン、パーマー組はゲームをブレークする。試合はそのままタイブレークへ。調子の出ないウッドブリッジのサービスに対し、安定したジョンソンのサービス。このタイブレークをジョンソン・パーマー組が制し、7−6で第3セットを手中に収め、決勝へ王手をかけた。
第4セット、ここでサービスを落とすわけにはいかないビョークマン、ウッドブリッジ組。互いにサービスキープが続き、5−5ときて第11ゲーム、パーマーのサービス。ビョークマンの絶妙なロブがダウンザラインに決まる。このゲームをブレークして6−5。このブレークをキッカケに試合の流れは急にビョークマン、ウッドブリッジへと向き出す。このセットをこのまま、もぎ取り、セットカウント2−2で振り出しに戻す。
そして最終セット。第1ゲーム、ジョンソンのサービスをビョークマン、ウッドブリッジ組はラブゲームでブレークする。第2ゲームはキープして、第3ゲーム、パーマーのサービス。ウッドブリッジのクロス、ビョークマンのロブと立て続けにナイスショットが連発する。ビョークマンのレシーブが決まり、このゲームもブレークで3−0。第4ゲームはビョークマンがキープして4−0。大きく開いたリードはそのまま、挽回されず第8ゲーム、ビョークマンのサービス。一旦火がついた勢いは止まらない。ラブゲームでゲームをキープ。最高のテクニックと気迫がぶつかり合ったこの試合、フルセットの末、ビョークマン、ウッドブリッジ組が第1シードペアを破って、決勝進出を決めたのだった。

CAST
解説 : 渡辺 功(日本プロテニス協会理事長)
実況 : 安西 陽太(テレビ朝日アナウンサー) 


 
 
このページについてのご感想  
トップ > 番組紹介